「VIVANT」第3話において、伏線だと思われる神社の祠について考察してみました。
祠だけではなく、乃木憂助(堺雅人)の参拝の行動自体が伏線であり、神社にバルカ共和国で得た証拠となるものを隠したのでは?と私は考察しています。
祠の意味することと共に、以下考察していきます。
目次
「VIVANT」考察!乃木は神社に証拠を隠した!?
乃木は、”物的調査”の前に、バルカ共和国にて得たテロ組織への資金の流れについての情報を神社に隠したのでは?と私は思うのです。
乃木が帰国してからの行動
乃木が日本に帰国してから、丸菱商事の物的調査に協力するまでを以下にまとめてみました。
①帰国
バルカ共和国からやっとの思いで帰国した乃木でしたが、空港に着くと丸菱商事・業務監査部の河合幸二が待ち構えており、そのまま丸菱商事に連れて行かれました。
②丸菱商事
誤送金のこと、バルカ共和国での出来事を詳しく聞かれる乃木。
同期の中でも課長に昇進するのが一番遅かったことから、「将来に絶望して、あなたがGFL社のアリさんと共謀し、横領をたくらんだのでは?」など責め立てられます。
「(横領について)憶測かどうかは、証拠を目にしないことには判断できないので、物的調査にご協力頂きます。」ということで、乃木の自宅が調査されることに。
③神田明神
自宅にて調査が行われる前、「毎日欠かさず行う習慣なので。」と水上らを伴い、自宅近くにある神田明神に参拝に行きました。
④自宅にて”物的調査”に協力
自宅にて物的調査が行われ、乃木の自宅から段ボールが数箱運び出されました。
証拠を隠すことができるのは神田明神のみ!
上述の通り、帰宅後に乃木が何かを隠すことができるのは、神田明神参拝のタイミングのみではなかったかと思われます。
丸菱商事にて、すぐに自身に対しての物的調査が行われると分かったことで、自宅に行く前に神田明神に立ち寄ることで神田明神に証拠を隠そうとしたのでは?
乃木は、「参拝は毎日の習慣」と言っており、それ自体は本当のことかもしれませんが、わざわざ水上らを待たせて参拝せずとも、自宅での調査を終えてから一人で参拝するのでも良さそうです。
それなのに、水上らを待たせてまで自宅に行くよりも前に参拝していることからも、バルカ共和国から物的調査にて持っていかれたくないものを持って帰ってきており、
自宅のものを調査されるとなれば、当然、帰国の際の所持品も調査の対象をなるであろうと考え、
自宅に向かう前に神田明神に立ち寄り、この時持っていた大事な証拠品を神田明神に隠したのでは?と思うのです。
乃木が隠した証拠とは?
それでは、この時乃木が隠した証拠とは一体何だったのでしょうか?
それは、第1話にてアリのスマホから抜き取ったデーターではないかと思われます。
第1話での乃木憂助の怪しい行動については、こちらの記事にまとめてあります↓
アリのスマホから抜き取ったテロ組織へのお金の流れを解明するための大切なデーター。
これを丸菱商事に渡すわけにはいかないため、神田明神のどこかに隠したのではないかと考察します。
「VIVANT」伏線?祠の意味するものとは?
また、神社参拝のシーンにおいて、参拝を終えた乃木が祠をちらりと見ていたのですが、この祠は別班の仲間との連絡手段となっているのでは?と思われるのですが、
一方で、連絡のためのものではなく、「見つかりにくい場所」として乃木が選んだ隠し場所である可能性も。
乃木が視線を向けた祠
参拝を終えた乃木がちらりと視線を右に向けると、そこには小さな祠がありました。
この祠に特別な意味がなければ、このようなシーンをわざわざ入れることは考えにくいので、おそらくこの祠も伏線であると思われます。
また、この祠は普段からあるものではなく、この「VIVANT」の撮影のためにわざわざ作られたもののようですので、やはり何かしらの意味のあるものに違いありません。
祠の意味
乃木が意味ありげに視線を向けていたことから、この祠は仲間との連絡手段となっている可能性が高いかと思われます。
何かを供えることで合図を送る、祠を少しずらせば下に何かを入れることのできるスペースがある・・・など、直接やり取りすることなく、仲間との連絡を取ることのできる場所であるようにも思えます。
ですが、「普段から仲間との連絡を取っている場所」というわけではなく、この時咄嗟に思いついた隠し場所である可能性も。
第3話の中では映っていませんでしたが、乃木は御神殿に参拝する前にこの祠にしゃがんで参拝しており、その隙にアリのスマホのデーターをこの祠周辺のどこかに隠していた・・・
それゆえ、参拝を終えて自宅に向かう際、データを隠した祠をもう一度確認したという可能性もあるかもしれません。
まとめ
「VIVANT」第3話において、伏線だと思われる神社の祠について考察してみました。
バルカ共和国から帰国した乃木は、空港についてすぐに河合に伴われて丸菱商事へと向かい、自宅での物的調査に協力することとなりました。
「毎日の習慣なので」と言っていましたが、参拝自体は調査を終えてからでもできることなので、おそらく乃木は帰国の際に持っていたアリのスマホのデータを隠すべく、自宅での調査の前に神田明神に立ち寄ったのだと思われます。
乃木が視線を向けていたことからも、神田明神の境内の中にある祠は重要な伏線だと思われます。
普段から、この祠で仲間との連絡を取っていたのか、はたまた、たまたま思いついた証拠の隠し場所なのか・・・
今後、この祠の謎が明らかになるのも楽しみですね!
【追記】
この祠は、最終回にも登場し、「VIVANT」続編を期待させるシーンとなっていました。
詳しくは、こちらの記事に書いています↓
他にもいろいろ考察しています↓