「VIVANT」第5話にて、テントのリーダーは乃木憂助(堺雅人)の父ノゴーン・ベキであることが発覚しましたが、
このノゴーン・ベキという名前には何か意味があるのでは?と考察してみました。
モンゴル語において何か意味があるのではないかと調べてみたところ、「ノゴーン」という言葉にも、「ベキ」という言葉にもそれぞれ重要な意味がありました。
以下、それぞれ解説していきます。
目次
【考察】「VIVANT」ノゴーン・ベキの名前の由来を解明!?モンゴル語の意味することとは?
「VIVANT」第5話において、謎の組織・テントのリーダーはノゴーン・ベキ(役所広司)という人物であり、
乃木憂助(堺雅人)の父であることが発覚しました。
この「ノゴーン・ベキ」という名前には、何か意味するものがあるのでは?と思って調べてみたところ、「ノゴーン」にも「ベキ」にも意味がありました。
「ノゴーン」の意味するもの
モンゴルの首都・ウランバートルの街が一望できるチンゲルテイ区の小高い丘の上に「ノゴーン・ノール」という児童公園があるそうです。
「ノゴーン・ノール」とは、日本語に直訳すると「緑の湖」という意味となり、この言葉自体にはあまり関係性がないように思えるのですが、
言葉の意味でなく、この公園の場所にドラマ「VIVANT」の制作者の意図を感じるのです。
この「ノゴーン・ノール公園」は、太平洋戦争時に日本人抑留者が働いた作業現場なのだそうです。
戦後、日本人の抑留者が厳しい岩崖と戦いながら石切りをした現場の遺跡場だ。
岩を削り、砂利を作り、スフバートル広場に敷いたり、政府庁舎やオペラ劇場などの建材に使用したりした歴史を持つ。
https://montsame.mn/jp/
ノゴーン・ベキ公園は、今では地元住民に親しまれる児童公園となっていますが、かつては日本人抑留者が苦役を行っていた場所でした。
乃木卓にノゴーンと名前を付けたのは、乃木憂助が度々見ている幼い頃の記憶と思しき悪夢にて、父てある卓が武装集団に連れ去られていたことが関係しているのでは?と思われます。
もしかしたら、卓は武装集団に連れ去られた後、太平洋戦争時の日本人抑留者同様、厳しい作業を強いられていたのかもしれません。
「ベキ」の意味するもの
モンゴル語で「ベキ」という言葉の意味を調べてみたところ、以下のような意味があるようです。
古代モンゴル族における族長,首長などの称号。魔術師,シャーマンを意味する。
乃木卓こと、ノゴーン・ベキは、謎の組織・テントのリーダーゆえ、まさしく「族長」「首長」ということになります。
まとめ
「VIVANT」第5話において、テントのリーダーは乃木憂助の父であるノゴーン・ベキということが発覚しましたので、このノゴーン・ベキという名前には何か意味があるのでは?と考察してみました。
モンゴル語において意味があるのでは?と調べてみたところ、
「ノゴーン」は、現在は児童公園になっているものの、かつて日本人抑留者が過酷な労働を強いられていた場所の名前であること、
また、「ベキ」は、モンゴル語において「族長」「首長」という意味があることが分かりました。
名前ひとつにおいても、ドラマ「VIVANT」の制作陣の想いが伝わってきますね。
これからも細かいところも見逃さず「VIVANT」を楽しみましょう!
名前と言えば、気になるのは乃木憂助の別人格「F」の由来ですが、私は「丹後隼人」の「隼」を由来としているのでは?と考察しています。↓
【追記】
「VIVANT」第7話において、ノゴーン・ベキの意味が明かされました。
公安所属の警察官だった乃木卓は、表向きは農業使節団の一員としてバルカにて諜報活動を行っており、
砂漠地帯を作物が採れる緑の楽園に変えたことで現地の英雄となり、やがてモンゴル語で「緑」を 表す「ノゴーン」と呼ばれるようになったとのこと。
また、「VIVANT」によると、「ベキ」には「魔術師」という意味があり、砂漠を緑に変えたことで「緑の魔術師」を意味する「ノゴーン・ベキ」と呼ばれるようになったとのことでした。
他にもいろいろ考察しています↓