「VIVANT」第5話において、公安警察・野崎守(阿部寛)が同じく公安警察である新庄浩太郎(竜星 涼)と鈴木祥(内野謙太)を怪しみ、2人を試しているのでは?と思われる場面がありましたので、以下、考察していきます。
果たして、新庄と鈴木は別班であり、乃木憂助(堺雅人)と繋がっているのでしょうか?
目次
「VIVANT」野崎は新庄と鈴木を怪しんでいる?
「VIVANT」第5話において、公安警察・野崎守は、新庄浩太郎と鈴木祥を怪しんでおり、2人を試しているのでは?と思われる場面がありましたので、以下、考察していきます。
山本巧(迫田孝也)確保に失敗
第4話にて、テントのモニターであったことが判明した山本のことを確保しようとしましたが、尾行途中に見失ってしまいました。
尾行は完璧だったはず・・・それなのに、山本を見失ってしまったことに対し、野崎は「何故だ・・・。」と考え込んでいます。
頭のキレる野崎ですので、この時「公安の中に別班がいる」という可能性について考え始めたのかもしれません。
新庄に「まだ言えない」と話す
乃木憂助(堺雅人)がサウジアラビア行きの航空機に搭乗したことを野崎に報告した新庄。
「どうして乃木さんの動きまで?一体何を調べているんですか?」と野崎に尋ねますが、野崎の口から出たのは「まだ言えん。」の言葉。
教えてくれない野崎に苛立ったのか、新庄はため息と共に「チッ、なんだよ。」と舌打ちしています。
もしかすると、野崎は「公安の中に別班がいるかもしれない」と思い、新庄を疑って教えなかったのかもしれません。
鈴木に「明日行く」と告げる
新庄に何も語らない野崎ですが、一方、鈴木には自らの行動を伝えています。
「ここに丹後隼人のことをよく知っている先生を探しておいてくれと頼んでおけ。」と乃木が通っていた小学校と中学校をメモした紙を鈴木に渡した野崎。
「お会いになりますか?」と尋ねる鈴木に対し、「うん、バルカから戻ったらな。」と言い残し、その場を去ろうとします。
その時、鈴木が慌てた様子で「いつ行くんですか?」と問うと、野崎は「明日だ!」と答えます。
この野崎の行動に関して、新庄のことを疑っている反面、鈴木のことは疑っていないというようにも取れますが、もしかすると、2人のことを試しているとも感じます。
バルカにて乃木の姿を探す
バルカに渡った野崎は、「もしかしたらいるのでは?」と乃木の姿を探すようなしぐさをしています。
もしかすると、野崎は乃木がバルカに姿を現したなら、鈴木が伝えたのかもしれない・・・そう思って乃木の姿が見えないか気にかけているとも取れそうです。
「VIVANT」新庄と鈴木の2人は別班なのかを考察!!
第4話にて、尾行途中に山本を見失ったことからも、山本を尾行していた新庄と鈴木のどちらか、もしくは2人とも別班なのでは?という声が高まっています。
二人それぞれの怪しいところをまとめてみました。
新庄の怪しいところ
新庄の「別班では?」と疑わしい場面をまとめてみました。
乃木の顔を見る
バルカの日本大使館にて、野崎がモンゴル語の発音から、「ヴィヴァン=別班」という仮説に辿り着いた際、「別班」という言葉を発した乃木に対し、新庄は鋭い視線を向けています。
新庄が別班であった場合、「自ら答えを言って、身分を明かしてどうするんですか。」という意味でこのような表情になっている可能性もありますが、
見方を変えると、「え?この人が別班??」という乃木のことを訝しがっている表情のようにも思えます。
山本を見失う
第4話にてテントのモニターである山本のことを尾行していたのは、新庄と鈴木。
鈴木から新庄に尾行を交代するタイミングにて山本のことを見失ったため、新庄と鈴木のうちどちらか、もしくは2人とも別班であることが疑われます。
野崎の返事に舌打ち
上述の通り、新庄は情報をくれない野崎に苛立っているのか、「チッ、なんだよ。。。」と舌打ちをしています。
ただ単に、野崎が教えてくれないことに対して苛立っている可能性は大いにありますが、
もしも、新庄が別班だった場合は、別班としての任務を遂行できないことに焦り、苛立っているようにも見て取れます。
志ん生→新庄?
第4話にて、伝説のハッカーであり、丸菱商事・財務部の太田梨歩(飯沼愛)の部屋にて、古今亭志ん生さんの落語のCDがあるのを見つけます。
若い女性のものとは思えない部屋のレイアウト。(私はこの部屋自体ダミーなのでは?とも思っています。そのことについては、改めて考察していきたいと思っています。)
その中にあった古今亭志ん生さんの落語のCDはダミーであり、中身は自らが行ったハッキングの記録でした。
数多くいらっしゃる落語家のうち、「志ん生」が選ばれているのは、「志ん生→新庄」を匂わせている・・・そんな気もしています。
鈴木の怪しいところ
また、鈴木にも別班なのでは?と思われる怪しいところがいくつもあります。
空港にて
バルカ共和国から戻って来た乃木は、空港にてキョロキョロと周りを見渡した後、左前方に何かを確認し、視線を定めます。
すると、その乃木の視線の先には鈴木がいました。
まず、乃木がキョロキョロしていたのは、やはり「誰かを探していた」ということだと思われます。
そして、視線を止めたのなら、その視線を止めた先にいた人物こそ、探していた人物・・・ということになるのではないでしょうか?
この時、乃木と鈴木は初対面のはずなのですが・・・
そう考えると、実は乃木と鈴木は以前からの顔見知りであり、同じく別班の人間なのでは?と思えます。
山本巧の確保に向けて
第4話、テントのモニターであることが分かった山本の確保に向けて公安警察が集まるのですが、その際、みんなダークスーツを着ている中、一人鈴木だけがグレーのスーツを着ています。
また、神棚に手を合わせ祈った後、振り向いた鈴木は1人だけ胸のところで十字を切っています。
一人だけグレーのスーツを着ていても、一人だけクリスチャンであったとしても、だからと言って、別班である証拠にはならないのですが、
テントのモニターである山本にブラックコーヒーを飲ませるという演出をする「VIVANT」ですので、
鈴木にグレーのスーツを着させているのも、一人だけ目立った行動をさせているのも、視聴者にその存在をアピールしているように思えます。
鈴木の別班説については、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
山本を見失う
前述のとおり、第4話にて尾行中に山本の姿を見失ったのは、鈴木から新庄に尾行を交代するタイミング。
このシーンに関しては、新庄と鈴木のうちどちらか、もしくは2人とも別班であることが疑われます。
メールが未読
野崎から「乃木の経歴を調べておくように」と言われ、アメリカの高校に対しても問い合わせをしていたという鈴木ですが、その返信メールを未読のままにしていました。
野崎に言われて開きますが、その後、翻訳アプリにかけようとしています。
ですが、そのメールには分かりやすく「no name」の文字が・・・。
これだけ見ると、鈴木はポンコツなのでは?と思えますが・・・、乃木も本当は相当優秀な人物であるにも関わらず、わざと「おっちょこちょいで”できない人”」を演じていますので、
鈴木に関しても、乃木同様、優秀さが周囲にわからないよう装っている可能性は大いにありそうです。
乃木がバルカに出没
野崎がバルカ入りすると、そこには乃木の姿が・・・。
乃木が「野崎がバルカに行く」という情報を得られたのは何故なのか・・・。
それは、鈴木から聞いたというのが答えなのでは?
第5話にて、野崎のバルカ行きを乃木が掴んでいたことから考えても、やはり鈴木は別班の一員のように感じます。
まとめ
「VIVANT」第5話において、公安警察・野崎は、同じく公安警察である新庄と鈴木を怪しみ、2人を試しているのでは?と思われる場面がありましたので、考察してみました。
野崎がバルカに赴くことを乃木が知っていたことから、野崎がいつバルカに行くかについて知っていた鈴木は別班であり、乃木の仲間なのでは?と考察します。
新庄に関しては、怪しいところは数々あるものの、どちらかというと私は「新庄別班説」はミスリードのような気がしています。
とはいえ、まだまだ「新庄別班説」の可能性は捨てきれないかと思われますので、引き続き注意深く見ていきたいと思います!
頭のキレる野崎さんはどこまで気付いているのか・・・そこにも注目ですね!
他にもいろいろ考察しています↓