「VIVANT」の黒幕を予想してみました!
「テントの最終標的は日本」という情報を流した人物こそが黒幕であり、その黒幕は日本政府とバルカ政府であるように思えます。
別班を利用することでテントを排除しようとしたのでは?と思うのです。
以下、詳しく考察していきます。
目次
【VIVANT】黒幕は日本とバルカ両政府?!別班を利用した?!
「VIVANT」の黒幕を予想してみました!
黒幕は日本とバルカ両政府であり、別班を利用し、テントの解体を目論んだのんではないか?と私は考察しています。
テントの目的
テントは、世界中の諜報機関からマークされている「謎のテロ組織」。
ですが、実際にテロ活動を請け負っているものの、その目的は孤児院の運営であり、テロ活動を請け負っていたのは孤児院運営の費用を賄うためでした。
よって、テントに関しては、実際に行ったテロ活動にて犠牲者が出ていることは確かであるため、「完全なる”善”の組織」とは言えないまでも、
根底にあるのは「子どもたちを助けたい」という思いを持った慈善団体であると言えるでしょう。
よって、テントの運営の目的に関しては、日本を最終標的に据える意味などないように思えます。
ベキの復讐心
ただ、テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)は、バルカの内乱に巻き込まれた際、日本に助けを求めたにもかかわらず救助されることなく見捨てられたことで、
息子の憂助と生き別れになるとともに、拷問の末に妻・明美(高梨臨)を亡くしたという過去があります。
また、明美からの「復讐して」という遺言があったことで、ベキの中に自分たちを見捨てた公安への恨みがまだ残っている可能性もありそうです。
ですが、ベキの口からは「この地で必死で生きていくうちに日本への恨みなど無くなった」との言葉が発せられており、
「日本を標的にしたテロの依頼もありましたが、ベキがすべて断っている」とバトラカ(’林泰文)も言っていました。
口では「日本への恨みはもうない」と言っていたベキですが、心の中ではまだ日本を恨んでいる可能性も考えられます。
ですが、ベキは日本からわざわざお米を取り寄せて子どもたちに食べさせていたり、乃木(堺雅人)が作った赤飯を故郷を思い出しながらかみしめるように食べていたりしています。
その行動と表情を鑑みると、「日本への恨みなどもうない」と言うベキの言葉は真実である可能性が高いような気がします。
もしも、ベキの中に恨みがまだ残っていたとするならば、それは「日本」に対してではなく、自分たちを見捨てた「公安」に対してであり、
ベキらを救出しないようにと命令を下した公安の人物に対してなのでは?と考えます。
「テントの最終標的は日本」はデマ?
ベキの中に日本に対する恨みがもう存在しないならば、「テントの最終標的は日本」というのはデマであり、そのデマを流した者こそが、「VIVANT」における黒幕であると考えられるのではないでしょうか。
私は、そのデマを流したのは日本政府およびバルカ政府であり、「テントの最終標的は日本」とすることで別班を動かし、テントの組織を解体しようとしたのではないかと考察しています。
両政府が別班を使ってまでもテントの組織を解体しようとしている理由は、日本とバルカの国益のためであり、
それは、第2話における駐バルカ共和国・日本大使である西岡英子(檀れい)とバルカ共和国・外務大臣のワニズ(河内大和)との会話の内容にかかわることではないかと考えます。
【VIVANT】黒幕は誰?気になる日本大使とバルカ外務大臣の会話
「VIVANT」第2話における西岡大使とワニズの会話は、乃木と柚木薫(二階堂ふみ)の身柄をバルカに引き渡すように求めたものだったのですが、
その場において、西岡は二人を引き渡すことを拒否するものの、裏ではバルカ警察に2人を捕まえるための手引きをしていました。
このことを考えると、日本はバルカに弱みを握られており、日本はバルカの要求を断れないのだと想像できます。
日本はバルカに脅されている?
「あなたは1つ重要なことをお忘れのようだ。日本とバルカは未来永劫友好国でなければならない。思い出しましたか?」と、バルカ外務大臣のワニズは西岡大使に言っており、
さらに、「このまま(乃木と薫を引き渡すことなく)事が進むと二国間に緊張が走り、あなたのキャリアに傷がつくのでは?」と、明らかに西岡大使を脅しているような口ぶりでした。
日本はバルカに弱みを握られていることが2人の会話からわかります。
日本の弱みとは?
おそらく、日本の”弱み”とは地下資源なのでは?と私は考察しています。
地下資源の豊富なバルカは、日本に地下資源を輸出しており、日本にとってバルカは大切な地下資源輸入国。
バルカから地下資源を得ることができなくなってしまうと、日本として困った事態に陥るため、日本はバルカに強く出ることができないのでは?
フローライトの利権
「VIVANT」第9話において、テントは地下にフローライトが埋まっている土地を買い占めており、
フローライトを売却して得た資金を孤児院の運営費にしようと考えていることが明らかになるとともに、
バルカ政府にテントがフローライトの眠る土地を買い占めていたことがバレてしまいましたが、
おそらく、ずっと以前より、フローライトが地下に眠っていること、そして、その土地をテントが買い占めていたことをバルカ政府は把握していたのでは?と思うのです。
バルカ政府は知っていたものの、そのままテントが土地を買い占めるのを傍観しており、テントの土地の買い占めがすべて整ったところでそのすべての土地を手放すように仕向けようとしていたのでは?
テントからフローライトを奪うため
フローライトを輸出すれば、莫大な利益に繋がります。
よって、バルカ政府はテントにその土地を渡したくないと考え、テントの組織を撲滅しようと考えたのでは?
また、バルカから日本にフローライトを多く輸出してもらうことができれば、日本もそれを加工し、輸出することで大きな利益を得ることができます。
日本政府は、バルカ政府とともにそのフローライトによる利益を得るために、「テントの最終標的は日本」というデマを流し、
世界中の諜報機関からテントがマークされるよう仕向けるとともに、「テントの最終標的は日本である」と大義名分のもと、別班を動かしたのでは?
【VIVANT】CIAがマークしていたのも日本とバルカの怪しい関係?
「VIVANT」第1話において、乃木の高校時代の友人であるCIAのサムがザイールについての調査を手伝ってくれましたが、
その時、サムは「ちょうどそのあたりを調べていたところだ」と話しています。
この時、CIAのサムが調べていたのも、おそらくこの日本とバルカ2国間のフローライトの利権・密約に関することなのでは?
バルカ政府が日本の別班を使ってテントを撲滅する代わりに、フローライトを優先的に輸出するなどの密約を交わしており、そのことについて調査していたという可能性もありそうです。
まとめ
「VIVANT」の黒幕を予想してみました!
「テントの最終標的は日本」という情報を流した人物こそが黒幕であり、その黒幕は日本政府とバルカ政府であるように思えます。
孤児院の運営費に充てるため、フローライトの眠る土地を買い占めていたテント。
そのことを知ったバルカ政府は、その土地をテントから奪いたいと考え、資源輸出国である日本政府と共に「テントの最終標的は日本」とデマを広げることで、別班を動かし、テントを撲滅させようとしたのでは?
そう考察するのですが・・・果たして真相は?
第10話・最終回は一体、どんな結末を迎えるのでしょうか??
他にもいろいろ考察しています↓