「VIVANT」の最終回を予想していきます!
これまでを振り返ってみると、公安・野崎守(阿部寛)は、乃木憂助(堺雅人)に協力しつつも、乃木を上手く使って自身の公安としての任務を全うしようと動いているのでは?とも思えます。
「敵か味方か、味方か敵か」
「VIVANT」の副題、キャッチフレーズ通りの結末を迎えるのでは?
以下、考察していきます。
目次
【予想・考察】「VIVANT・最終回」野崎はすべて知っている!
「VIVANT」の最終回を予想・考察していきます!
第9話の最後、テントの購入した土地にフローライトが埋まっていることが政府にバレてしまっていたことが明らかとなりました。
このフローライトの件をリークした人物についてはこちらの記事にて考察しています↓
おそらく、この裏には、日本政府とバルカ政府の間に密約のようなものが交わされていたのでは?と思うのですが、この”密約のようなもの”に関して、野崎は知っていたのでは?と思うのです。
以下、考察していきます。
日本政府とバルカ政府の”密約”については、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
ポイントは第2話
「VIVANT」第2話において、チンギス率いるバルカ警察から逃れるため、野崎、乃木、薫(二階堂ふみ)は地下を通り、日本大使館からの脱出を試みたものの、駐バルカ共和国・日本大使である西岡英子(檀れい)の裏切りに遭ってしまいました。
その後、ドラム(富栄ドラム)の手配により車で日本大使館から脱出するのですが、脱出の前、廊下を歩いていた野崎はハッと歩みを止め、「最後にやることができた。ちょっと抜ける。」とつぶやき、
日本大使館の通訳・ナジェムを引き連れ、しばらくの間、乃木と薫の元から姿を消しました。
何をしていた?
この時野崎が言っていた、「最後にやることができた。」は何を指すのでしょうか?
おそらく、日本大使・西岡の部屋に盗聴器を仕掛けたのでは?と思われます。
トンネルから日本大使館に戻った際、野崎はこう言っていました。
「俺は一年間大使を見てきた。あいつのことはよーくわかってる。強気の女だが、何故かバルカ政府には弱腰なんだ。」
日本大使・西岡がなぜバルカ政府に対して弱腰なのか、それをバルカから離れる前に野崎は確かめたかったのではないかと考えます。
野崎は日本政府の思惑を把握
大使の部屋に盗聴器を仕掛けた野崎は、おそらくそのデータをナジェムに送ってもらうなどし、「何故、大使がバルカ政府に対して弱腰なのか」について把握したのだと思われます。
フローライトをバルカから日本に優先的に輸出してもらい、そのフローライトを加工し、輸出することで日本の国益に繋げたい。
そういう思惑が日本政府にあることで、大使はバルカ政府に強く出ることができないのでは?と私は考察しています。
これについては、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
野崎は日本政府側の人間
負傷した別班員を死亡したと見せかけ、日本に連れ帰るなど、乃木の求めに応じ、協力しているかのように見える野崎ですが、おそらく、乃木に協力しているその裏には何か思惑があるのでは?と私は考察しています。
ちなみに、入院中の別班員の動画をテントに送ったのも、乃木の依頼で野崎が送ったのでは?と考察しています↓
野崎は公安という立場ゆえ、日本政府側の人間であり、国益のため、テントからフローライトの埋まってる土地を奪いたいと考えているのでは?と思うのです。
乃木に協力しているのは、「昔亡くした後輩、リュウ・ミンシュエンと乃木がよく似ている」ということもあるのでしょうが、
「テントに辿り着くには、乃木をマークするのが近道」という考えがあるように思えます。
「VIVANT」ジャミーンは野崎に懐かない
乃木に協力しているように見える野崎ですが、日本政府側の人間と思いを同じくし、日本の国益のため「テントから土地を奪いたい」と思っているのでは?と私が考える理由は、ジャミーンが懐かないから。
ジャミーンの父・アディエルによると、ジャミーンには、無意識に人の善悪を見抜く力があるとのこと。
乃木や薫、ドラムに対しては、とても懐いているのですが、第9話まで何故だか野崎にはまったく心を開いていません。
以前、何故ジャミーンは野崎に懐かないのかについて考察しましたが↓
第1話にて、テントのリーダーであるベキ(役所広司)が父親を亡くしたジャミーンを「我々が面倒を見る」と言っていたり、
第9話にて、ジャミーンが日本で手術を受け、元気に暮らしていることを知ったベキとノコル(二宮和也)が心からの安堵の表情を浮かべていたことからも、テントとジャミーンの結びつきはとても深いもの。
フローライトの眠る土地を手に入れ、孤児院運営の費用に充てようとしているテントのことをジャミーンが”善”と捉えていた場合、
テントが苦労して手に入れたその土地を取り上げ、国の利益にしようとしている人物については、ジャミーンは”悪”とみなすのでは?
そのことからも、ジャミーンが未だ懐いていない野崎は、政府側と同じく、テントから土地を奪い国益にしようという思いのもと動いているように感じられます。
まとめ
「VIVANT」の最終回を予想してみました。
おそらく、日本とバルカ政府は、お互いの国益につなげようと、テントが取得したフローライトが眠る土地を手に入れようとしているのだと思われます。
それについては、こちらの記事に詳しく書いています↓
「いつも強気の西岡大使が、なぜバルカ政府に対しては弱腰なのか?」
仕掛けた盗聴器にて、その理由を知った野崎は、自らも公安であり政府側の人間であるがゆえ、国益に繋げようとテント撲滅に動いているのでは?と考えます。
テントに潜入した乃木に協力しているのは、乃木を追うことがテントに近付くための近道だと考えてのことなのでは?
ジャミーンが懐かないことを考えても、野崎は日本政府と同じ考えを持っていそうです。
乃木に協力してくれているように見える野崎ですが、最終回には、実は協力者ではなかったということが判明する・・・そんな展開になるのでは?と予想します。
最後の最後には、野崎さんも「孤児院運営」のテントの想いに共感し、協力してくれるといいのですが・・・果たして結末は?
他にもいろいろ考察しています↓