「ブギウギ」鈴子の出生の秘密・養女になった経緯をネタバレ！本当の両親とは？

2023年10月21日2024年3月18日

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「ブギウギ」のヒロイン・鈴子には出生の秘密があり、その秘密とは養女であること。

（※ネタバレを含みますのでご注意ください。）

笠置シヅ子さんをヒロインのモデルとした「ブギウギ」では、笠置シズ子さんの生い立ちが描かれているため、実際に笠置シヅ子さんが経験されたことと同じようなことがドラマの中でも描かれるのでは？と思われます。

笠置シヅ子さんの生い立ちを元に、「ブギウギ」において鈴子が養女になったいきさつと本当の両親についてご紹介していきます。

「ブギウギ」鈴子の出生の秘密！養女になった経緯とは？

「ブギウギ」のヒロイン・鈴子には出生の秘密があり、その秘密とは養女であること。

養女になったいきさつを笠置シヅ子さんの生い立ちを元にネタバレ紹介していきます。

笠置シヅ子・養女となったいきさつとは？

笠置シヅ子（本名：亀井静子）さんは1914年（大正3年）8月25日、香川県大川郡相生村（現；東かがわ市黒羽）で生まれました。

出産後ほどなくして子供の父親が亡くなってしまったことで、母親は実家に戻り赤ん坊（笠置シヅ子さん）を育てることになるのですが、

母乳の出が悪かったため、偶然出産のために近所に帰省していた女性（亀井ウメ）に母乳を分けてもらっていたとのこと。

その時、実の母親は18歳ほどと若かったこと、また、もともと虚弱な体質だったり、妊娠中の状態がよくなかったりしたのか、母乳の出も悪かったことで一人で育てられるか不安だったのかもしれません。

また、母乳をあげていた女性も母乳をあげているうちにだんだんと情が湧いてきたということもあったのでしょうか、

これが縁となり、笠置シヅ子さんは母乳を与えてくれていた女性とその夫（亀井音吉）によって育てられることとなりました。

鈴子の場合

「ブギウギ」において登場する西野キヌ（中越典子）が鈴子の実の母親であり、

母乳の出の悪いキヌに代わって鈴子に母乳を与えていたのが花田ツヤ(水川あさみ)。

ツヤは実家から自宅のある大阪に鈴子を連れ帰り、夫・梅吉とともに育てます。

「ブギウギ」モデル・笠置シズ子の本当の両親と出生の秘密を知った経緯は？

笠置シヅ子さんの実の母親は谷口鳴尾さん、父親は三谷陳平さん。

笠置シヅ子さんの実の両親はどのような方だったのでしょうか。

また、どのような経緯で自身が養子であるのかを知ったのか、その経緯についてまとめてみました。

実の両親は？

笠置シヅ子さんの実の父親・三谷陳平さんは、香川県大川郡相生村にて製糖業を営む豪農・三谷家の長男で郵便局に勤めていたそうです。

母親である谷口鳴尾さんは、その三谷家にて和裁を習いながら家事見習いとして同居していました。

やがて、鳴尾さんは身ごもりますが、陳平さんの両親は二人の結婚を認めず、母・鳴尾さんは実家に帰って出産。

その後、父・陳平さんは、笠置シヅ子さんが生まれた翌年、我が子の顔を見ないまま25歳の若さで病死してしまいました。

出生の秘密を知った経緯

17歳になった頃、笠置シヅ子さんは親戚の法要だから出席して欲しいと言われ、三谷家の法要へと行くこととなりました。

その法要は自身の父である陳平さんの17回忌の法要でした。

そこで、こそこそと話していた村人たちの会話から自身の出生の秘密を知ることに。

ただ、同い年の兄・正雄（3歳で早世）と誕生日が1ヵ月違っていることに気付いており、もしかすると正雄とは母が違っているのでは？との思いを持っていたとのこと。

その後、叔母から実の母が法要に来ていたことや近所に住んでいることを聞きだすと、母・谷口鳴尾さんに会いに行ったそうですが、

母である鳴尾さんは5・6歳くらいの男の子を連れていたため、娘であることは名乗ることができなかったそう。

母・鳴尾さんも母親だと名乗ることはなく、笠置さんの姿を見ても涙ひとつ見せずに、「（笠置さんが）幼い頃、子守をしたことがある。早く出世して大阪の両親を安心してあげるように」と告げたそうです。

まるで他人の子のお守りをしていたかのような実母の話し方にいたたまれなくなり、家の外へ出た笠置さんはそのままに泣き崩れました。

そこに鳴尾さんが追いかけてきて、笠置さんは金無垢の置き時計を渡されたそうです。

ただ鳴尾さんは、それを「父のものだ」ということはなく、「わてがいのちより大事にしてたお方が形見に残しておくれやしたもの」とだけ言ったそうです。

「その方はあんたはんをよう知っとる方で、わての手からあんたはんの身のそばに移ればきっと喜んで下さりますけ」

そう言って父・陳平さんの形見だと思われる金無垢の置き時計を母・鳴尾さんから手渡されたのですが、

それ以来、鳴尾さんと会うことはなく、育ての両親にも実の母と対面したことはおろか、自分が養女であることに気付いたことすら明かさなかったとのこと。

ドラマ「ブギウギ」では、養母・ツヤの実家の手袋工場のお得意様である治郎丸家の申し出を断れずに法事に出席するようになったと描かれていますが、

実際には、香川の実家近くにて笠置さんが体を壊して療養していた際に親戚に見つかってしまったことで、実父の陳平さんの法要に出席しなければならなくなったようです。

#ブギウギ豆知識 76
笠置さんが再び香川に来たのは17歳の時。
実父の17回忌。
体を壊し香川の旅館に療養に来ていた時に、親戚にバレ、母うめは何度も断ったものの、参加せざるをえなくなってしまいました。
風呂屋の忙しさから母は大阪に戻り、笠置さんだけで法事に参加しました。#ブギウギ放送中！
— ドクター橋爪│プロデューサー@ブギウギ (@drhashizume) October 26, 2023

養母であるウメさんは、笠置さんに養女であることがバレないように・・・と笠置さんが7歳くらいになるまでは実家にも帰っていたものの、

それ以降は香川に帰省しても実家には泊まらず旅館に滞在していたそうなのですが、この時は見つかってしまったとのこと。

ちなみに、ドラマでは鈴子は法事の席で「金毘羅船々」を踊っていましたが、実際には「春のおどり」を踊ったとのことです。

#ブギウギ豆知識 77

笠置さんは、法事では、「春のおどり」をみんなの前で踊らされたりしたそうです。
そんな中、酔った親戚が密談しているところを聞いてしまいます。
「大きうなった。仏もさだめし喜んどるやろう」
笠置さんは出生の秘密を知ってしまいました。#ブギウギ放送中！
— ドクター橋爪│プロデューサー@ブギウギ (@drhashizume) October 26, 2023

「ブギウギ」香川編の登場人物は？

ドラマ「ブギウギ」において、鈴子が自身の出生の秘密を知る場面はどのように描かれるのでしょうか？

香川編に登場するキャストとして紹介されているのは以下の方々です。

鈴子の実の母・西野キヌ（中越典子）↓

鈴子の実の父である治郎丸菊三郎の父・治郎丸和一（石倉三郎）↓

ツヤの母であり鈴子の祖母・大西トシ（三林京子）↓

公式Xのポストを見ると、弟・六郎(黒崎煌代)も香川編に登場するようですので、六郎も鈴子と共に香川に行くことになるのでしょう。

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1699664043995275339?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1699664043995275339%7Ctwgr%5Ea1df3aac178df5edc9751079a8cf92307b771a11%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fhanowa-j.com%2Fbugi-ugi4%2F

おそらく、ドラマにおいても笠置シヅ子さんの実体験に近いように描かれるのではないかと思われます。

17歳で両親の実子ではないことを知ったことや、実の母との対面、育ての両親にはそのことを明かさない・・・など、切ない場面が多くなりそうですね。