「ブギウギ」羽鳥善一のモデル服部良一とはどんな人？主題歌担当は孫・隆之氏！

2023年10月25日2024年3月18日

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「ブギウギ」に登場する羽鳥善一のモデルは服部良一さん。

服部良一さんはどのような方なのか、生い立ちをまとめてみました。

また、ドラマ「ブギウギ」の主題歌を担当された孫・隆之さんについてもご紹介させて頂きます。

「ブギウギ」羽鳥善一のモデル服部良一とはどんな人？

「ブギウギ」において草彅剛さん演じる羽鳥善一のモデルは、服部良一さん。

服部良一さんはどのような方なのか、その生い立ちを下記にまとめてみました。

服部良一さんは、1907年（明治40年）10月1日に、大阪市にて土人形師の父・久吉さんと母・スエさんの間に誕生されました。

小学生の時から音楽の才能を発揮していたものの、卒業後は商人になるつもりだったため、昼間は働き、夜は大阪市立実践商業学校へと通学するという毎日を送っていたところ、

ある日、「好きな音楽をやりながら給金がもらえるから」と、姉の勧めでウナギ料理店が宣伝のために結成した「出雲屋少年音楽隊」に応募したところ、一番の成績で入団。

オーボエやサックス、フルートを担当されていたそうなのですが、その2年後には、第1次大戦後の不景気から音楽隊は解散してしまいます。

その後1926年、19歳の時にラジオ放送用に結成された大阪フィルハーモニック・オーケストラに入団し、第2フルートを担当していたところ、

その時指揮者を務めていた亡命ウクライナ人の音楽家・エマヌエル・メッテルに見いだされ、4年にわたって音楽理論・作曲・指揮の指導を受けられました。

そして、1933年に上京。1936年29歳の時にコロムビアの専属作曲家となった服部さんは、入社後の初作品として当時最先端だったスウィングジャズを取り入れた淡谷のり子さんの「おしゃれ娘」を世に送り出し、

第二次世界大戦後は、コロムビアを中心に多くの作曲活動を行うとともに、1948年には笠置シヅ子さんと共にブギウギの名曲をヒットさせました。

ちなみに、服部良一さんは作詞家名「村雨まさを」にて作詞をすることもあり、笠置シヅ子さんの「買い物ブギー」の作詞も「村雨まさを」として担当されていらしゃいます。

日本作曲家協会や日本レコード大賞の創設にも尽力され、1969年には紫綬褒章、1978年には勲三等瑞宝章を受章。

そして、1993年1月30日、呼吸不全のため85歳でお亡くなりになったのですが、その後同年2月26日には作曲家として史上2人目となる国民栄誉賞を授与されました。

「ブギウギ」主題歌担当は服部良一の孫・隆之氏！

「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」を担当されたのは、服部良一さんの孫・隆之さん。

1965年11月21日生まれ。

成蹊高等学校を2年で中退し、フランス・パリのコンセルヴァトワール、パリ国立高等音楽院和声科、対位法科に入学。

1988年に帰国されてから、福山雅治さんや椎名林檎さん、山崎まさよしさんらのアルバムやコンサートの編曲を手掛けられていらっしゃる他、

NHK連続テレビ小説「すずらん」や」NHK大河ドラマ「新選組！」、「HERO」、「華麗なる一族」、「半沢直樹」などの音楽も担当されていらっしゃいます。

「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」は、曲だけでなく作詞もされており、笠置シヅ子さんの「買い物ブギー」の作曲だけでなく、「村雨まさを」の名で作詞も行った祖父・良一さんになぞらえ、以下のように話されています。

今回の朝ドラは劇伴の他に主題歌の制作も依頼されました。
そして、何の迷いもなくブギを作曲しようと決断しました。それがまるで使命かのように。

曲は去年の秋ぐらいには出来てしまい、ブギという言葉を入れるメロディーだけは自身で固定し、残りの歌詞はプロの作詞家にお願いしようと思っていました。

ところが時間経過と共に言葉が浮かんできてしまい、結局詞も自分で書き上げることに。……「買物ブギー」を作詞作曲した祖父と同じ状態になりなんとも不思議な気持ちであります。
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ちなみに、隆之さんの父であり、良一さんの息子は「ザ・ベストテン」などのテーマ曲を手掛けられた服部克久さんです。