朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シヅ子の生い立ちを分かりやすく！ドラマキャストと共にご紹介！

2023年10月3日2024年3月18日

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朝ドラ「ブギウギ」のモデルとなった笠置シヅ子さんの生涯を分かりやすく、朝ドラのキャストさんを紹介しながらお伝えしていきます！

NHK朝ドラ「ブギウギ」は2023年10月2日より放送開始。

主演は、趣里さんが務められています。

（※以下、ネタバレが含まれます。ご注意ください。）

朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シヅ子の生い立ちを分かりやすく！ドラマキャストと共にご紹介！

NHK朝ドラ「ブギウギ」のモデルとなった笠置シヅ子さんの生涯を、誕生から分かりやすくお伝えしていきます。

誕生

1914年（大正3年）8月25日、香川県大川郡相生村（現；東かがわ市黒羽）で生まれました。

生後間もなく父親がなくなったことで母親は実家に戻ったものの、母乳の出が悪かったので、偶然、出産のために近所に帰省していた女性に母乳を分けてもらっていたとのこと。

そしてそのまま、その女性が自分の実子と共に自宅のある大阪に連れ帰り、養女となりました。

笠置シヅ子（本名・亀井静子）さんご自身が養女であることを知ったのは、後になってからだったそうです。

ドラマの中では、中越典子さんが演じていらっしゃる西野キヌが実の母親。

そして、実の父親は、母・キヌがかつて女中をしていた石倉三郎さん演じる地主・治郎丸和一の息子。

大阪で養女にしてシズ子を育てるのは、水川あさみさん演じる花田ツヤ。

養父は柳葉敏郎さん演じる花田梅吉。

ドラマにおいては、梅吉・ツヤ夫婦は銭湯を営んでいますが、実際に笠置シヅ子さんが育った家庭は、大阪市福島にてお米屋さんを営まれていたそうです。(のちに銭湯を営むようになりました。）

鈴子の出生の秘密についてはこちらの記事にて詳しく書いています↓

弟・六郎についてはこちら↓

歌手デビュー

1927年（昭和2年）に小学校を卒業後、宝塚音楽歌劇団を受験しますが、不合格。

これは、歌と踊りは申し分なかったものの、身体が小さく華奢であったため、過酷な宝塚音楽歌劇団の生活に耐えられないのでは？との学校の判断だったとのこと。

ですが、同年、OSK日本歌劇団の養成学校の前身である「松竹楽劇部生徒養成所」に合格。

三笠静子の芸名で娘役として初舞台を踏みました。

（後に、1935年に昭和天皇の弟・澄宮崇仁親王が「三笠宮家」を創立したことで、三笠姓を名乗るのは恐れ多いという理由から「笠置シズ子」に改名）

ドラマでは梅丸少女歌劇団（USK）として描かれており、娘役の先輩として蒼井優さん、

仲良しの同期として清水くるみさんらが出演されています。

蒼井優さんが演じる大和礼子のモデル・飛鳥明子さんについてはこちらの記事に詳しくまとめてあります↓

清水くるみさんが演じるリリー白川のモデルについてはこちらの記事にてまとめてあります↓

梅丸少女歌劇団についてはこちら↓

服部良一との出会い

1938年（昭和13年）、帝国劇場にて旗揚げされた「松竹歌劇団」（SKD）に参加したことがきっかけで作曲家・服部良一さんと出会います。

ドラマにおいては、草彅剛さん演じる羽鳥善一が服部良一さんをモデルにした人物となります。

服部良一さんは、ご自身の自伝『ぼくの音楽人生』の中で、笠置さんのことをこんなふうに書いていらっしゃいます。

大阪で一番人気のあるステージ歌手と聞いて「どんな素晴らしいプリマドンナかと期待に胸をふくらませた」のだが来たのは、髪を無造作に束ね薬瓶を手に目をしょぼつかせ、コテコテの大阪弁をしゃべる貧相な女の子であった。だがいったん舞台に立つと「…全くの別人だった」。三センチもある長いまつ毛の目はバッチリ輝き、ボクが棒を振るオーケストラにぴったり乗って「オドウレ。踊ウれ」の掛け声を入れながら、激しく歌い踊る。その動きの派手さとスイング感は、他の少女歌劇出身の女の子たちとは別格の感で、なるほど、これが世間で騒いでいた歌手かと納得した。
服部良一『ぼくの音楽人生』

羽鳥善一のモデルとなった服部良一さんについてはこちらに詳しく書いています↓