2024年7月期のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の原作の内容をもとに、犯人は誰なのかをお伝えしていきます。
※原作のネタバレ記事となりますので、ご注意ください。
「降り積もれ孤独な死よ」の中で描かれる2017年に起こった「灰川邸事件」の犯人は、とっても意外な人物なのです。
犯人の動機とともにお伝えしていきます。
「降り積もれ孤独な死よ」原作ネタバレ!犯人は意外なあの人物で動機とは?
2024年7月期のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の原作の内容をネタバレしてお伝えすると・・・・
「灰川邸事件」の犯人はとても意外な人物なのです。
「灰川邸事件」の犯人は、主人公・冴木仁(成田凌)の後輩であり、新人刑事の鈴木潤(佐藤大樹)だったのです。
新人刑事の鈴木潤とは?
「降り積もれ孤独な死よ」の公式ページによると、鈴木潤の人物像は以下の通りです。
番組公式ページには以上の内容しか書かれていませんが、原作によると、実は鈴木刑事は児童養護施設出身。
鈴木刑事は、幼い頃に「JUNE」という書置きと共に捨てられたのでした。
施設にいた鈴木刑事の元に毎年花を持ってきてくれる男性がおり、幼い鈴木刑事はいつの頃からかその男性が自分の父親なのではないかと思うようになりました。
灰川十三との関係
施設にいる幼い鈴木刑事の元に毎年花を持ってきてくれる男性こそ、灰川十三(小日向文世)でした。
幼い頃の鈴木刑事は、ある日、花を持ってきてくれた男性に自分の父親ではないのかと尋ねます。
ですが、灰川からは「父親ではない」と冷たくあしらわれてしまったのでした。
加えて、灰川は屋敷において血が繋がっていない子どもたちを育て、父親代わりとなって温かい家族のような関係を築いており、それを見たことで鈴木は大きなショックを受けたのでした。
警察官になった動機
成長した鈴木は刑事となりましたが、刑事になった理由も灰川が父親であることを確かめるためでした。
灰川との親子関係が明らかになるDNA鑑定をしたいがため、警察官となり、鈴木は実際に灰川との親子関係を明らかにするため、DND鑑定を行ったのです。
「あんな奴が父親のはずがない」と願いながら行ったDNA鑑定の結果、灰川は実の父親であることが判明したのでした。
ですが、時間が経ち、後に灰川は無精子症であることが分かるのです。
灰川邸事件の動機
DNA鑑定の結果を受け、鈴木の中に悲しみが広がりました。
幼い頃の鈴木は温かい家庭を知らず、施設で孤独に育ちました。
それなのに、実の子供ではないにもかかわらず、自身の父・灰川を父と慕い、幸せで温かい時間を父と共に過ごしていた子供たちのことがどうしても許せなくなったのです。
鈴木は、屋敷から灰川がいなくなった後、灰川と共に暮らしていた子供たちを探し出し、屋敷に集めて監禁。
そして、自分が愛に飢えていた分、偽物の子どもたちにも飢えを与えようと餓死させたのでした。
灰川邸にて暮らしていた子どもたちは全部で19人でしたが、灰川邸にて変わり果てた姿で見つかった子どもたちは13人。
残る6人は、鈴木が見つけることができなかった子供たちだったのです。
鈴木は、残る6人も見つけ出して殺害しようと思っていたのでした。
鈴木の他にも犯人がいる!?
しかし、灰川邸で育った子どもたちを狙い殺害しようとしていたのは、実は鈴木だけではなかったのです。
ある日、残った子どもの1人である蓮水花音(吉川愛)が駅のホームから何者かに線路に突き落とされるという事件が起きます。
蓮水花音は灰川邸事件解明の協力者であり、事件の捜査中の出来事であること、また、他に花音が誰かから恨みを買うような出来事があったとも思えないことから、
花音は灰川邸事件の真犯人に襲われたのではないかと考えられます。
ですが、灰川邸にて13人を監禁し、殺害した鈴木は、自分が愛に飢えていたことで「飢えを与えることで殺害する」という殺害方法にこだわりがあることから、
蓮水花音を突き落とした犯人は鈴木ではない可能性が高く、鈴木以外にも幼い頃灰川邸で暮らしていた人物を殺害しようとしている人物がいるように思えます。
「降り積もれ孤独な死よ」原作は同名漫画で完結していない!
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の原作は、井龍一さん原作、伊藤翔太さん漫画の同名漫画。
2021年8月28日から『マガジンポケット』(講談社)での連載がスタートしており、2024年7月現在も連載中です。
よって原作は完結しておらず、灰川邸にて13人を殺害したのは原作では鈴木潤であるものの、残る6人を殺害しようとしている鈴木以外の人物は誰なのか、まだ犯人はわかっていません。
また、ドラマには原作に登場しない人物がオリジナルで登場してもいるため、原作とは少し違ったストーリー展開になる可能性も高いように思えます。
また、ドラマ化にあたって、原作者の井龍一さんはこのように語られています。
今回は実写ドラマ化に際し、原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にして下さいとこちらの方からもお願い致しました。
制作陣の方にとってはチャレンジングな事だったと思いますが、企画から脚本までを拝見した限りとても原作にリスペクトを持って、より面白いものを作るぞという意気込み&熱量が感じられる内容になっていると思います。
何より物語の根幹に関わるテーマはちゃんと引き継がれていますし、正直このネタ原作でも使えないかなぁという箇所もチラホラあります。
主演の成田凌さんをはじめキャストも素晴らしい方々に集まって頂きました!ドラマ版「降り積もれ」楽しみしかありません。皆様にも、これを機会に原作漫画も手に取ってもらってドラマとの違いを見比べながら、2度、3度と楽しんで頂けたらと思います。
「降り積もれ孤独な死よ」公式ページ
原作者の井龍一さんから「思う存分にオリジナルの展開にして下さい」とお願いされたとのこと、また、原作が未完ということもあって、
原作漫画を読まれた方にとっても、楽しめる内容になっていることと思います。
まとめ
2024年7月期のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の原作の内容をもとに、犯人のネタバレをお伝えしていきました。
「灰川邸事件」の犯人は鈴木潤であり、父親である灰川十三が自分を捨てたにもかかわらず、血のつながらない子供たちを育てていたことにショックを受けたことで、
自身が愛情に飢えていたことから、父と暮らしていた子どもたちにも「飢え」を与えようと13人を監禁し、餓死させたのでした。
ですが、全部で19人いた灰川邸で暮らしていた子供たちのうち、残る6人の殺害を企てていたのは鈴木だけではないようです。
また、鈴木が行ったDNA鑑定では、灰川との親子関係が判明したものの、後に灰川は無精子症だということが分かったため、原作が未完なことから鈴木と灰川との関係も謎のままです。
どんな結末を迎えるのか・・・原作が未完なこと、ドラマオリジナル要素が盛り込まれることでこの先の展開が楽しみですね!
「降り積もれ孤独な死よ」関連記事はこちら↓
「降り積もれ孤独な死よ」ネタバレ考察!マヤ殺害の犯人は健流の母(長谷川京子)!?
「降り積もれ孤独な死よ」犯人は 鈴木潤だけではない!?原作のネタバレと共に考察紹介!
「降り積もれ孤独な死よ」考察!顔に傷のある男の正体は蓮見花音の兄か?