「VIVANT」第2話のにおいて、野崎守(阿部寛)は乃木憂助(堺雅人)が別班であることに気が付いていると思われる伏線となる場面が沢山ありましたので、以下、考察していきたいと思います。
(※以下、ネタバレ含まれますのでご注意ください。)
目次
「VIVANT」第2話伏線・考察!野崎守は乃木憂助が別班だと気付いている?!
「VIVANT」第2話においては、野崎が乃木のことを別班では?と怪しんでいるのではないかと思われる場面が沢山出てきており、これは今後の伏線にもあるところだと思われますので、
ストーリーに沿って、以下、順番に考察していきます。
もう一つの人格が現れた時
誤送金のことを説明した際、ナジェムに「大丈夫ですか、乃木さん。バルカなら絶対に退職金なしの100%クビよ。」と言われると・・・
もう一人の乃木が現れ、「だから俺のミスじゃねぇって言ってるだろう!!」と声を荒げます。
すると、その言葉を聞いた野崎は、「はぁ?」と不思議なものを見る表情に。
その後、乃木はいつもの人格に戻り、「すいません、すいません」と周囲に詫びるのですが、この時、そんな乃木の姿を野崎は訝し気に見ています。
第1話において、野崎は、ホテルの部屋にて乃木が別人格と会話しているのも聞いています。
その時は、「独り言」だと思っていたようですが、この場面を見たことで、乃木の中に2つの人格があることに気が付いた可能性も。
特殊なPCを渡す
「誤送金についての経緯を詳しく聞かせろ」と野崎を部屋に連れて来た野崎は、特殊なPCなのか、すぐに開くことのできないPCを乃木に渡します。
さっと開くことができるかどうか試した可能性もありそうです。
乃木から質問された際
謎のテロ集団・テントに関わる「モニター」について、乃木に説明していると、乃木から「そんな情報は、どこから手に入れるんですか?」という質問が・・・
「CIAやモサド、あとはヨーロッパ各国の諜報機関だ」と答えた後、野崎は乃木を指さしてこう言います。
「なんだ、やけに聞いてくるな。」
これも、そう言うことによって乃木の反応を確かめているように思えます。
赤飯が食べたいと聞いて
「なんでも食べたいものを言ってみろ」と言う野崎の言葉に対して、乃木は「無理だと思いますが、お赤飯が食べたいな。」と言います。
その乃木の「赤飯」というリクエストに対して、「赤飯?」と、野崎は少し驚いた表情に。
「赤飯」と言えば、もち米による腹持ちの良さ、小豆の栄養素があることから、以前は陸上自衛隊の主食として採用されていたこともあるようですので、
自衛隊とは結びつきの深い食べ物だと言えると思います。
この時の野崎の頭の中では、まだ乃木と自衛隊の秘密組織である別班とは結びついていないように思えますが、
乃木が「赤飯が食べたい」と言ったことに関しては、後に、乃木のことを別班と結びつける判断材料になりそうに思えます。
「ヴィヴァン」は”別班”である可能性に気が付いた時
「BEKKAN(別館)」の言葉の響きから、「ヴィヴァン」は「BEPPAN」であり、「別班」なのでは?という結論に達した際、
野崎は乃木の顔を凝視し、「お前が別班?」とつぶやきます。
その後すぐに「ふっ、まさかなー。」とすこし笑うのですが・・・
その後、一瞬にして新庄浩太郎(竜星涼)とともに、真剣な表情に変わります。
これは、完全に乃木のことを別班では?と怪しんでいる表情のように思えます。
第2話、大使館から野崎・乃木・柚木薫(二階堂ふみ)の3人はトンネルから外に出ようとしますが、その時、新庄の姿は見えませんでした。
「結局、ドラム(富栄ドラム)や新庄さんにお礼を言うことができなかった」という柚木や、
「ドラムさんや新庄さんも昨日から姿が見えないんですけどどこ行っちゃったんですか?」という乃木に対し、
野崎は、「新庄は夕べから任務でモンゴルに行っている。ドラムはシャイだからな、別れがつらかったんだろう。」と答えていますが、
ドラムが外で万一の場合に備えて待機していたことからも、この野崎の言葉は嘘である可能性があります。
もしかすると新庄は、乃木が別班であることを疑い、野崎に言われて動いている可能性も考えられます。
乃木の経歴について話す際
洞窟にて、柚木から別班についての説明を求められた野崎は、別班について詳しく話して聞かせます。
「乃木さんは、その別班に間違えられた・・・」と柚木が言うのを受け、「まぁ、そういうことになりますね・・・。」と乃木が応えると、
野崎は、「実は、日本にいる仲間にお前のことを徹底的に調べさせた。」と乃木の顔を凝視します。
じーっと乃木の顔を見た後、野崎が「お前の経歴に怪しいところが一つもなかった」と言ったことで、その場には笑いが漏れ、和やかな雰囲気になるのですが、
野崎は、「経歴を徹底的に調べた」と言った時の乃木の反応を観察しているようにも思えますし、
「怪しいところが一つもなかった」という点についても、逆に怪しんでいるようにも感じます。
第1話で、乃木にはCIAの友人がいるっていうことも野崎は把握しているから、絶対接点なんかも調べてるはず。
乃木の経歴が「高校時代に知り合った」っていうCIAの友人に繋がりそうな経歴じゃなかった場合、ものすごく怪しんでるんじゃないのかな?
乃木は”別班”であり、別班であるがゆえに、完璧に経歴が書き換えられているのでは?と私は考察しています↓
まとめ
「VIVANT」第2話のにおいて、野崎守(阿部寛)は乃木憂助(堺雅人)が別班であることに気が付いていると思われる伏線となる場面が沢山ありましたので、順を追って考察してみました。
野崎の行動や表情を見ていくと、確信までには至らずとも、乃木のことは怪しんでいるように感じます。
第2話において、野崎は相当頭の切れる人物であることが分かりました。
また、乃木も頼りなさそうな印象ではありますが、おそらくこれは仮の姿であって、本来の人格は今表に現れていない人格の方であり、野崎同様、実は相当頭の切れる人物であると思われます。
これから先、二人は”味方”となり一緒に誤送金の謎を解くとともに、謎のテロ組織に迫っていくことができるのでしょうか?
2人の人間関係にも注目したいですね!
他にもいろいろ考察しています↓