「VIVANT」第4話において登場した、アディエルとジャミーン父娘とテントの構成員が一緒に写る写真の謎について考察していきたいと思います。
このアディエルとジャミーン父娘がテントの構成員と一緒に写った写真の中に山本巧(迫田孝也)が写っていたことで、山本がテントのモニターであることが判明しましたが、
アディエルとジャミーンについては、過去にテントと関りがあったものの、今現在は距離を置いているのでは?と考察しています。
目次
【考察】「VIVANT・4話」アディエル・ジャミーンとテント構成員との写真の謎を解明!?
「VIVANT」第4話にて登場した、アディエル・ジャミーン父娘とテントの構成員が一緒に写っている写真を見ると、テントの関係者と親し気な印象を受けますが、
これは過去の話であって、今現在はそのような関係ではないのでは?と私は考察しています。
テントは危険なテロ組織
「VIVANT」第4話において明かされた山本がテントのモニターになった理由は、「いつまでも平和ボケした日本は一回痛い目に遭った方がいい」という危険な思想からでした。
また、第2話において、野崎守(阿部寛)は乃木憂助(堺雅人)に対してテントについて説明する際、「思想や信念の見えない謎の組織」であり、
標的になる国も中東や西側諸国など様々で、「得体のしれない組織」と言っています。
全くメッセージ性を持たないまま、やみくもに世界各国でテロ行為を行っているように見えるため、テントはとても危険な組織であるとともに、その存在はものすごく不気味に思えます。
ジャミーンは人の善悪を感じ取る
不気味で危険なテロ組織・テントの一員と肩を組み、笑顔で写真に納まっている様子を見ると、「アディエルやジャミーンもテントの仲間なのでは?」と思ってしまいますが、
第1話にて、アディエルは乃木に「(ジャミーンには)無意識に人の善悪を感じ取れる力がある」と話しています。
人の善悪を感じとることのできるジャミーンが笑顔で一緒に写真におさまっていることを考えると、アディエルと肩を組んでいるこの男性は、悪い人ではないのでは?と思えるのです。
【考察】「VIVANT・4話」テントは時と共にテロ組織化した?
アディエル・ジャミーン父娘がテントの構成員と共に写った写真の日付は2019年。
ジャミーンが笑顔で写真におさまっていることを考えると、2019年時点においては、テントも今のような危険な思想を持つテロ組織ではなかったのではないでしょうか?
テントのマークは乃木家の家紋
テントはテロ行為後に、マークを現場に残しています。
それは、乃木家の家紋と同一のもの。
テントのマークと乃木家の家紋が同一であることは、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
乃木家の家紋とテントのマークが同じであることから、おそらくテントを立ち上げたのは乃木の父親(林遣都)ではないかと思われます。
乃木がよく見ている悪夢の中で、ヘリコプターに助けを求めるも救助されることはなく、
武装勢力によって母親(高梨臨)は銃で撃たれ、父親と乃木は引き離されてそれぞれ拉致されています。
武装勢力によって拉致された父親は、その後この武装勢力に対抗するため、新たな組織(テント)を立ち上げ、家紋をマークとした・・・という可能性が考えられます。
テント分裂?
乃木の父親によって立ち上げられた組織・テントでしたが、2019年以降、テントの中で過激な思想を持つ者が増えてきたことによって、
段々と危険なテロ組織へと変貌を遂げていったのでは?
【考察】「VIVANT・4話」アディエル・ジャミーン父娘と役所・二宮との繋がり
第1話の最後のシーンに登場した役所広司さんが、今現在の乃木の父親・乃木卓ではないかと私は考察しています。
第1話にて、アディエルが亡くなったことを聞いた役所さんはこう言っています。
「悲しいことばかり起こるな。この大地は。」
役所さん(乃木卓)がテロ組織・テントのリーダーだった場合、そのようなことは言わないはずだと思われますので、
テントを立ち上げ、自身の家紋をマークとして活動していたものの、思想が過激なものへと変化してしまったことで、今現在はテロ組織・テントからは距離を置き、
アディエル亡き後、「ジャミーンは我々が面倒を見る」と言っていることからも、反テロ活動を行っているように思えます。
また、第1話にてアディエルは「日本人には世話になっている」と語っていたことから、
この”日本人”には、ジャミーンの主治医・柚月薫(二階堂ふみ)だけでなく、役所さんや二宮さんも含まれており、
テントが過激な思想を持つ組織に変貌した後は、アディエルもテントとは距離を置き、役所さんたちと親密な関係を築いているように感じます。
まとめ
「VIVANT」第4話において登場した、アディエルとジャミーン父娘とテントの構成員が一緒に写る写真の謎について考察してみました。
ジャミーンには「無意識に人の善悪を感じ取れる力がある」とのことですので、テロ組織・テントの構成員と共に笑顔で写真におさまっている姿には違和感を覚えます。
おそらく、この写真が撮られた2019年の時点では、テントはそのような危険な組織ではなかったのでは?
段々と危険な思想を持つ組織に変貌を遂げていったことで、アディエルは今では関りを絶っているのではと考察します。
そしてアディエルは、同じくテントを発足したものの、自身の思い描いていたものと変わっていったことで組織を離れた乃木の父親と親しくしており、
それゆえ、乃木の父だと思われる役所広司さんは「ジャミーンは我々が面倒を見る」と言うに至ったのでは?
写真の謎について、私はそう考察するのですが・・・果たして真相はいかに?
第5話も楽しみですね!
【追記】
「VIVANT」第8話において、テントは児童養護施設などを運営する組織であることが分かりました。
テントはテロを請け負うなど犯罪を犯している組織ではあるものの、その収益については児童養護施設の運営などに宛てられているとのことでした。
よって、完全なる「悪の組織」とと言えないように思われます。
ジャミーンに関しても、おそらくテントの運営する児童養護施設において育った元孤児なのでは?
また、ジャミーンが「奇跡の少女」と言われる理由についてなど、こちらの記事にまとめてみましたので、よろしければこちらの記事も是非お読みになってみてください↓
テントがテロなどを請け負うことで得た資金で土地を購入する目的についての考察はこちらの記事にまとめてあります↓
他にもいろいろ考察しています↓