「VIVANT」において、柚木薫(二階堂ふみ)の行動が怪しく、インターポール(ICPO)なのでは?という声も上がっていますので、以下、考察していきます。
薫の正体とは・・・?一体何者なのでしょうか??
目次
「VIVANT」薫が怪しい!?薫の怪しい行動17選まとめ!
「VIVANT」第1話から第6話までの、柚木薫の怪しい行動をまとめて考察してみました。
①野崎と乃木の話をやたらと聞きたがる
「世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ」
野崎守(阿部寛)は、乃木憂助(堺雅人)の現状についてそのように話し、どういうことなのか詳しく話して聞かせようとするものの、
薫を指して「こいつがいるから言えねぇ。」とする野崎。
それに対し、薫は「私、口固いです。」と言い、聞きたがっていました。
このような場面が「VIVANT」にはたくさんありました。
②バルカでは香辛料を使わないことを知らなかった
チンギス率いるバルカ警察追われていた際、警察犬の追跡から逃れるため、体臭を消そうと香辛料を探します。
「香辛料を探せ!」
そう野崎に言われた薫は、「コショウとか?」と返しています。
乃木に「バルカ料理は香辛料を使いません。」と言われ、薫は初めてそれに気が付いた様子でした。
後に、赤飯を食べている時、「現地の人になじむため、同じものを食べるようにしていた」と言っていた薫でしたので、若干違和感を感じる場面でした。
③「あなたもスパイなの?」のセリフ
薫らがバルカの日本大使館に逃げ込んだ翌日、バルカ政府の公用車のナンバーから外務大臣が乗っていることを示唆した新庄(竜星涼)に対し、
「なんでわかるんですか?」と疑問を投げかけた薫。
すると「バルカ政府の公用車のナンバーはすべて把握しています。公安として当然です。」と新庄。
その言葉に、薫は「あなたもスパイだったの?」と唐突に”スパイ”という言葉を使ったのです。
それまでスパイに関する内容の会話など一切なかったにもかかわらず、急に「スパイ」という言葉を発したこともおかしいですし、
何より「あなたも」という言葉が引っかかります。
もしかして、薫自身もどこかの組織のスパイなのかもしれません。
④やたらと口元を押さえる
驚いた時など、薫はたびたび口元を押さえています。
リアクションが大きいため、気になっている視聴者は多いと思われます。
「VIVANT」において、乃木が幼い頃に人身売買組織に連れ去られた際、同じくらいの年齢の子供たちが映るシーンがあるのですが、
その中に、薫が口元を押さえるのと全く同じように口元を押さえている少女が映っている場面があります。
薫の口元を押さえる動作はオーバーアクションである上、やたらと多いため、何か製作者側の意図を感じざるを得ません。
乃木の記憶の中の少女はおそらく乃木と同じくらいの年齢だと思われるため、この少女は薫ではないと思われますが、
「人身売買」と薫とに何か関係があることを示しているのかもしれません。
⑤赤飯を美味しいと感じていない?
「なんでも食べたいものを言ってみろ」と野崎に言われた乃木は「赤飯が食べたい」とリクエストします。
その時、赤飯を口に運んだ薫は、赤飯に怪訝な表情を浮かべました。
海外ではなかなか口にすることができない赤飯。
「3年バルカにいる」と語っていた薫ですが、日本人であれば「懐かしい」と感じるはずの赤飯を「おいしい」と感じていない様子であり、
怪訝な表情からは、初めて赤飯を口にした可能性もあるように感じられました。
⑥日本への帰国を望んでいない?
バルカ大使館にて、野崎に「俺たちは日本に帰ることにした。お前はどうする?」と聞かれた際、薫はジャミーンのことを口実に日本に帰りたくなさそうにしていました。
「ジャミーンのことに関しては、他の人頼るべきだ。」という周囲の説得もあったため、日本への帰国をあまり拒むと怪しまれるとの判断から、仕方なく「一緒に帰国する」という選択肢に至ったようにも感じられました
また、野崎らと行動を共にし、日本に帰ると決めてからも、薫は「ジャミーンの家に行きたい」「ジャミーンの看病をする必要がある」など、
何かと理由をつけてはバルカに留まろうとしているかのような行動をとっていました。
もちろん、ジャミーンのことが気にかかり、心配であるという気持ちに嘘はないように感じますが、それ以外にも日本に帰りたくない理由があるようにも感じられました。
⑦ファーストネームから読む
バルカ共和国日本大使・西岡英子(檀れい)より、用意されたパスポートを受けとった薫は、そのパスポートに書かれた名前を読み上げますが、
この時、薫は「福田 結奈(ふくだ ゆいな)」ではなく、「ユイナ フクダ」とファーストネームから読み上げています。
ファーストネームから読み上げていることから、日本で暮らしているよりも外国で暮らしている期間の方が長いのでは?というふうにも思いますし、
赤飯を食べている様子と合わせて考えてみると、もしかすると日本人ではあるものの、日本とは縁が薄く、生まれたのも外国であるような気もします。
⑧「別班」を調べていなかった
「別館」の言葉の響きから「ヴィヴァン」が指すのは「別班」ではないかという答えに行きついた野崎に対し、「別班って何なんですか?」という薫。
現代人は、知らない言葉はすぐにスマホで調べるのでは?と思うのですが、薫は「別班」の意味を調べておらず、
野崎から「なんだ、まだ調べていなかったのか。」と言われ、慌ててスマホで調べようとしていました。
「知らない」と言っていたものの、もしかしたら、薫は「別班」とはどういう組織であるのか知っており、知らないふりをしていたのかもしれません。
こちらの記事にも詳しく考察しています↓
⑨オーバーリアクション
口に手を当てる動作についてもそうですが、野崎が「別館」の言葉の響きから「別班」に行きついた際、薫はホワイトボードに書かれた「BEPPAN」の文字を普通にローマ字読みで読むのではなく、
「なに?ビ・パンって?」と、”別班”から少し違った発音で聞いています。
この時、本当は知っているのに知らないふりをしているような若干の白々しさを感じるとともに、
洞窟でジャミーンの看病をしている際にも、野崎が乃木に向かって「日本にいる仲間に、乃木のことを徹底的に調べさせた」と野崎が言った際には驚いて口に手を当てます。
その後、「お前の経歴に怪しいところは一つもなかった」という野崎の言葉に3人とも笑い合うのですが、
薫はその際、「くぅー」などと言って身をのけぞらせており、その時の動作が大きいことにも白々しさを感じてしまいます。
⑩ジャミーンに逃走経路を話す
バルカ警察に追われることとなった薫たち。
秘密裏に国境に向かう必要があるにも関わらず、ジャミーンに自分たちの逃走経路「モンゴルに出て日本に向かう」と細かく話して聞かせています。
ジャミーンを安心させるためなのかもしれませんが、「今から言うことをしっかり聞いて」と前置きをしたうえで「モンゴルへ出て~」と経路を話して聞かせるのには疑問が湧きます。
⑪ラクダからわざと落ちた?
日本へ帰国する際、バルカ警察の国境警備が強化されたことによって、「死の砂漠」と呼ばれるアド砂漠を横断することとなった薫たち。
薫は途中で乗っていたラクダから落ちてしまい、8時間後に乃木に助けられました。
本当に具合が悪くなってラクダから落ちてしまったと可能性の方が高いかとは思うのですが、もしかしたら、いなくなっていた間に何か行っていた可能性も無きにしもあらずでは・・・?
⑫野崎の連絡先を聞きたがる
日本に帰国した際、すぐに野崎の連絡先を乃木に尋ねています。
「ちゃんと御礼したい」「警察に知り合いがいると何かと心強い」とは言っていましたが、それだけではなさそうに思えます。
⑬ジャミーンに固執している
バルカにいた時もジャミーンのことを気にしていましたが、日本に来てからも、薫はジャミーンの手術費用の一部を負担するなど、
薫とジャミーンとの関係は、医師と患者以上の関係性であることが分かります。
薫がそこまでジャミーンに固執する理由は何であるのか、大きな疑問です。
⑮ジャミーンの母親に会ったことがないのは嘘?
ジャミーンの父親・アディエルによると、ジャミーンの母親が亡くなったのは2年前とのこと。
薫がバルカに来たのは3年前とのことで、3年前にジャミーンの自宅においてジャミーンとともに写った写真も存在するのですが、
薫は「ジャミーンの母親には会ったことがない」と言っています。
自宅に往診に行っていたにも関わらず、「母親に会ったことがない」というのはとても不自然です。
薫は嘘を言っているようにも思えます。
写真については、こちらの記事に詳しく考察しています↓
⑯乃木のことを知りたがる
「VIVANT」第6話において、薫は突然、乃木の自宅を訪れてこう言います。
「私のこと好きなんですか?」
「乃木さんのこと、知りたくなっちゃったじゃないですか。」
日本に帰国した時には野崎の連絡先を知りたがっていた薫が、今度は乃木の自宅を訪ね、こんなふうに尋ねているのを見ると、乃木をハニートラップを仕掛けようとしているのでは?と感じてしまいます。
薫が第2話で新庄に対して発した「あなたもスパイなの?」という言葉。
この「あなたも」という言葉が、薫自身がスパイであるために発せられた言葉であったとすると、野崎から公安の動きを、乃木から別班の動きを探ろうとしているようにも感じられます。
⑰薫も黄色
「VIVANT」において、今まで黄色いものを身に付けている人物は、「誰かを裏切った人物」でした。
バルカ警察に野崎らの行方を教えた人物は、(ドラム曰く)「黄色い歯のジジイ」であり、
西岡大使を裏切り、野崎たちの逃走を手助けした通訳のナジェムは黄色のジャケットを着ていて、
テントのモニターだった山本巧(迫田孝也)は黄色のネクタイをしめていましたし、
資金を着服していたテントの一員・ギリアム(海老原恒和)が着ていた衣装の色も黄色でした。
また、テントの幹部・アリ(山中崇)がテントを裏切り、乃木に渡したテントに繋がる情報を書いた紙も黄色だったことから、
「VIVANT」において、「黄色を身に付けている人物は裏切者である」との考察がされているのですが、実は、薫にも黄色にまつわるものが・・・。
「VIVANT」のディザームービーの二階堂ふみさんの背景が黄色です。
また、「柚木薫」という名前に入っている「柚」も黄色です。
薫は味方と見せかけて、乃木や野崎を裏切る・・・なんていう展開になるのかもしれません。
「黄色は裏切者の色」についてはこちらの記事に詳しく書いています↓
【考察】「VIVANT」柚木薫のインターポール(ICPO)説を検証!
以上のように、薫には数々の怪しい行動があることで、テント側の人間なのでは?という声や、インターポールなのでは?という声も上がっています。
以下、インターポール説を検証してみました。
メインビジュアルから
「VIVANT」のメインビジュアルのアルファベットがそれぞれの所属先を表しているのでは?と考察されています。
そのメインビジュアルがこちら↓
松坂桃李さんの「V」が別班(VIVAN)
二階堂ふみさんの「I」が医者
堺雅人さんの「V」が別班、「A」が別人格(ANOTHER)
阿部寛さんの「N」が日本警察
役所広司さんの「T」がテント
もちろん、まだ種明かしはされていないので、この考察があっているかどうかはわからないですし、制作側がそのように意図していたかどうかも現段階では不明です。
ただ、二階堂ふみさんの「I」に関しては、「医者」という意味だけに留まらず、「I」にはインターポールという意味も含まれているのでは?という声も聞かれますし、それもありそうな気がします。
intelligence worker(諜報部員)の「I」っていうものありそうだけど・・・?
「VIVANT」のスペルをさらっと書く
野崎と乃木が「ヴィヴァンってなんだ?」と話をしていた際、2人の話を聞いていた薫は、すぐに「ヴィヴァンって、フランス語にありますよね?」と言った後、
フランス語にて「ヴィヴァン」のスペルをさらっと書いたのです。
薫は国際的に活躍する医師ですので、フランス語が堪能であってもおかしくはないかとは思うのですが、インターポール本部はフランスにありますので、
もしも、薫がインターポールであったなら、フランス語が堪能であることにも大いに納得できます。
第1話のセリフ「あなたもスパイなの?」
前述のとおり、新庄がバルカ政府の公用車ナンバーをすべて把握していたことに対し、「あなたもスパイなの?」というセリフを言っていた薫。
もうこれは、薫が何らかの組織のスパイである証拠なのでは?
何かを探るために医師免許を持っていることを活用し、スパイとしてバルカで活動していた可能性も高そうです。
薫が所属する組織がインターポールである可能性もありますし、intelligence worker(諜報部員)である可能性も考えられそうです。
峰不二子っぽい
第6話にて、乃木の自宅を訪ねた薫がハニートラップを仕掛けたのだとすると、何となく、「ルパン3世」の中における峰不二子っぽい立ち位置だなと感じます。
峰不二子はインターポールではありませんが、ルパン3世に登場する銭形警部はインターポールです。
「VIVANT」第1話において、乃木の高校時代からの親友であるサムの部屋にはルパン3世のグッズが多くあったこと、また「VIVANT」と「ルパン3世」のコラボグッズも制作されていることから、
「ルパン3世」に登場するインターポールを「VIVANT」にも登場させるという可能性もありそうです。
まとめ
「VIVANT」第1話から6話までの柚木薫の怪しい行動についてまとめてみました。
薫の行動は怪しいところだらけです。
薫の正体は何なのか。
ただの医者で終わりそうもありませんが・・・
その正体は、テント側の人間なのか、インターポールなのか・・・?
薫の正体が明らかになるのが楽しみですね。
【追記】
こちらの記事では、薫のインターポール説について検証してみましたが、第7話を視聴すると、テントの人間である可能性を強く感じます。その理由については。こちらの記事に詳しく書いています↓
【追記②】
第9話にて、テントのリーダーであるベキがジャミーンの所在について把握していなかったことが判明しました。
薫がテントと関係があるのであれば、ベキにもジャミーンのことを報告しているはず。
このことを考えると、薫はテントの一員ではないように思えます。
そう考えると、薫は別班の可能性も高いのでは?
こちらの記事では、薫が別班である可能性について考察しています↓
他にもいろいろ考察しています↓