「VIVANT」第7話を考察していると、別班の班員である黒須駿(松坂桃李)の行動で怪しく感じられるものがあり、
もしかするとテントの内通者では?と疑わしい場面がありましたので、黒須の怪しい行動をお伝えしていきます。
おそらく、乃木憂助(堺雅人)は以前から黒須のことを疑っていたのでは?と思われます。
以下、考察していきます。
目次
【考察】「VIVANT」黒須はテントの内通者?!黒須の怪しい行動はここ!
「VIVANT」第7話を考察していると、別班の班員である黒須は、もしかするとテントの内通者では?と疑わしい場面が複数ありました。
以下、黒須の怪しい行動を考察していきます。
「家族を殺された」と発言
「VIVANT」第7話の前半部分、別班の班員たちの会議の場面において、乃木が自身の父であるノゴーン・ベキ(役所広司)の経歴について話していた際、
「考えられるのは、公安が何らかの事情で父・乃木卓を見捨てた。父自身もそのことを分かっていたとすると・・・」という乃木の言葉に続いて、
黒須は「家族を殺された分、恨みが倍増しますね。」と言っています。
テントの幹部であったGFL社アリ社長(山中崇)の口から、ノゴーン・ベキこと乃木卓の妻は随分前に亡くなったということは語られており、
「ベキの妻は既に亡くなっている」とうことはわかっているものの、いつ、どのような形で亡くなったかは、これまで明らかになっておらず、当然、黒須も知らないはずです。
公安が乃木の父・卓を見捨てたことと妻の死因との関係を知っていることを考えると、黒須はテントと繋がりがあるのでは?と思えます。
合言葉について疑問
ヴォスタニアのメンバーに成りすまし、テントとの接触をはかった別班でしたが、ここでテントのナンバー2であるノコル(二宮和也)より合言葉を言うように促されます。
「随分遅かったな」
「出かけにヤギが産気づいてね。」
「何頭だ?」
「77頭」
ノコルと乃木はこのような合言葉のやり取りを行うのですが、他の別班員たちは、そのやり取りを落ち着かない様子で聞いています。
その後、「武器を置いてこっちに来い」というノコルの求めに応じて乃木が銃を外し、それを受け取りにきた黒須は「あれが合言葉だとなんで分かったんですか?」と尋ねています。
おそらくこの合言葉は、黒須によって消去されたのではないかと私は考察しています。
消去したはずの合言葉を乃木が知っていた・・・そのことに黒須は驚き、乃木に尋ねたように感じます。
【考察】「VIVANT」テントとの合言葉を消去したのは黒須!?
テントの幹部・アリのスマホをハッキングした際、天才ハッカー・ブルーウォーカーこと太田梨歩(飯沼愛)は「このアプリ、過去のメッセージが残らない仕様になっています」と言っているため、
テントとのやり取りはスマホには残らない仕様になっているのでは?と思うのですが、
テントとの合言葉に関して、乃木は「一通だけゴミ箱に消去されたメールがあった。見ておいてよかったよ」と黒須に話しています。
これは、乃木の付いた嘘であり、ゴミ箱に入っていたメールを見たことで合言葉が分かったわけではなく、他のところでこの合言葉を目にしていたのでは?と思うのです。
そもそも、テントとヴォスタニアの会合が開かれることが分かったのは、太田のハッキングによって得られた情報からでした。
ハッキングをしたこの時に、すでに乃木は合言葉の存在に気付いており、記憶していたのでは?
そして、この画面にあった合言葉を消去することができる人物がいるとするならば・・・それは黒須ではないかと思うのです。
ハッキングをしていた際、公安・新庄浩太郎(竜星涼)が訪ねてきたため、乃木と太田は新庄ら公安の応対を余儀なくされました。
その際、ハッキングをしていた部屋に残っていたのは黒須一人。
もしかするとこの時、「乃木に気が付かれる前に・・・」と消去していたのでは?と思うのです。
【考察】「VIVANT」乃木は黒須を怪しんでいた?
おそらく乃木は、別班員の中にテントの内通者がいるのでは?と以前より疑っていたのでは?と思われます。
それは、一緒にテントを追っていた黒須に関しても同様であり、黒須の「家族を殺された分、恨みが倍増しますね。」の発言や、合言葉への疑問からも黒須のことをテントの内通者だと確信したようにも思えます。
ベキが父親であることを伝えていない
「VIVANT」第7話冒頭の別班の班員による会議において、テントのリーダーであるノゴーン・ベキが自らの父親であることをこれまで伝えていなかったことを
「司令に一番に伝えるべきだと思い、モンゴルでは伝えることができなかった。すまない。」と乃木は黒須に謝ります。
「指令に一番に報告すべきだと思った。」ということも、当然と言えば当然かもしれないですが、
乃木は「別班の班員の中にテントの内通者がいる可能性がある」ということを疑っており、それには黒須も含まれていたことから、
万一のことを考え、ベキが父親であることを黙っていた可能性もあるかと思われます。
この別班員の会議の場においても、乃木は終始、班員のことを注意深く見ている様子でした。
黒須だけテントに連れて行く
別班の会議における黒須の発言や、合言葉への疑問から、乃木は黒須をテントの中の内通者だと確信したことで黒須だけわざと肩を撃ち、テントへと同行させた可能性があるとも考えられます。
こちらの記事では、別班員を撃つことを含め、すべて司令・櫻井里美(キムラ緑子)も了承済の”作戦”だったのでは?と考察しましたが、↓
そうではなく、かつて父が所属先である公安に裏切られたように、自身や仲間たちも所属先である別班に裏切られ、見捨てられることを見越して、
仲間を助けるために、”作戦”ではなく、わざと急所を外して襲撃し、公安・野崎守(阿部寛)に託したように思えます↓
黒須に関しては、テントの内通者だと確信したことで、他の別班員とは違うところを撃ち、意識がある状態にすることでわざと自分に同行させ、利用しようと考えたのでは?
まとめ
「VIVANT」第7話を考察していると、別班の班員である黒須には、もしかするとテントの内通者では?と疑わしい場面がありましたので、黒須の怪しい行動をお伝えしていきました。
テントのリーダーである乃木卓が公安に見捨てられたことについて、妻の死因と公安との関係を知らないはずなのにもかかわらず「家族を殺された分、恨みが倍増しますね。」と発言していたり、合言葉について強く疑問に思っていたりする黒須。
ノコルがベキに別班について「大丈夫なのか?」と尋ねられた際、「手は打ってあります。」と応えていることからも、別班員の中にテントの内通者がいる可能性も考えられ、
もし、別班員の中にテントの内通者がいる場合、それは黒須である可能性が高いのでは?と思われます。
私は、テントは悪の組織ではなく、日本の中に潜む”悪”の部分を破壊するため、正義のために活動する組織だと考察していますので、↓
最終的には、乃木と黒須はまた結託していくのでは?と思っているのですが・・・
果たして今後、どんな展開になっていくのでしょうか?
他にもいろいろ考察しています↓