「VIVANT」において、「直感的に人の善悪が分かる」とされているジャミーンですが、野崎守(阿部寛)に全く懐かないのはどのような理由からなのでしょうか?
また、これから二人の関係はどのように変化していくのかも予想してみました。
目次
「VIVANT」ジャミーンが野崎に懐かない理由を考察!
「VIVANT」において、「直感的に人の善悪が分かる」とされているジャミーンですが、野崎に全く懐かないのはどのような理由からなのでしょうか?
以下、考察していきます。
自分を置いて行こうとした人物だから
「VIVANT」第2話において、バルカ警察に追われている中、野崎らがジャミーンの家に立ち寄ったところ、ジャミーンは自宅にて倒れていました。
重度の脱水症状を起こしており、チアノーゼ発作も出ていたジャミーン。
野崎は、「誰かに頼め、俺たちはすぐにここを出る!」と言って、柚木薫(二階堂ふみ)がジャミーンの看病をすることを良しとせず、
ジャミーンを置いて、この場を去るべきだと強く主張していました。
その時、ベッドに横たわり、意識がないように見えていたジャミーンですが、もしかしたら意識があり、薫と野崎との言い争いをかすかに聞いていた可能性もありそうです。
日本語はわからないかと思いますが、何を話していたか詳細はわからなくても、何となく自分のことで言い争っているような雰囲気を感じ取っており、
野崎に関して、具合の悪い自分を置いてこの場を去ろうとしていた人物であると認識している可能性も考えられるかと思います。
また、大好きな薫先生と言い争っていたことで、ジャミーンの中で「悪い人」というイメージになった可能性もあるかもしれません。
テントを敵対視している組織の人物だから
ジャミーンの父・アディエルによると、ジャミーンは「直感的に人の善悪を感じ取れる」とのこと。
乃木憂助(堺雅人)に懐いていますが、乃木に関しては、別班として、任務とは言え殺人も行っており、必ずしも「善」とは言い難い部分があるかと思います。
それでも乃木に対しては、病室に来ればハグを求めるなど、とても懐いていることを考えると、ジャミーンにはジャミーンなりの善悪の判断基準があるように思えますし、
また、乃木と野崎の違いを考えると、「テントに理解を示しているか、否か」であるようにも考えられます。
乃木は別班としてテントと接触を図りますが、乃木は父がテントのリーダーでは?と思っていることもあり、テント撲滅のために接触を持とうとしているのではなく、
テントの行っていることの理由を知りたいという目的の元に動いているように見受けられますので、別班員でありながら、テントの敵というわけではなさそうです。
テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)の息子ということもあって、ジャミーンは乃木を「善」と捉え、懐いているのでは?
私は、ジャミーンはベキの運営する児童養護施設にいた元孤児ではないかと考察しています↓
一方、野崎は公安に所属する人物。
公安はテントのことを「謎のテロ組織」であり、「危険な組織」という認識を持っているようですので、おそらく野崎に関しても「テント=敵」という考えであるように思えます。
よって、テントのことを敵とみなしている公安所属の野崎に対しては心を開かない・・・ということなのかもしれません。
テントの真の目的については、こちらの記事にて考察しています↓
また、おそらく公安は40年前にベキのことを見捨てているため、ジャミーンは公安はベキの敵であるとみなし、ベキの敵である公安に属している野崎のことも、「悪」だと判断している可能性もありそうです。
40年前の出来事について、ジャミーンは知らないと思いますが、アディエル曰く「直感的に人の善悪を感じ取れる」とのことですので、
「直感」で「公安=悪」だと感じ取っているのかもしれません。
【追記】
第9話視聴後、もっと詳しく考察してみました↓
単なる人見知り
今ではすっかり乃木に懐いているジャミーンですが、「VIVANT」第1話において乃木と初対面した際、ジャミーンは父・アディエルの後ろに隠れて恥ずかしそうな表情をしていました。
「(砂漠の中でいるところを)見つけてくれてありがとう」という乃木の言葉にも、黙って頷くだけですぐにどこかに行ってしまいました。
その後、パンを作る際に使用していたはかりが壊れていることを指摘してくれたことや、正しい小麦粉の量を量ってくれたことなどを通して、乃木とジャミーンとは次第に打ち解けていきました。
一方、野崎とジャミーンが対面したのは第2話でしたが、この時はジャミーンは重度の脱水症状でチアノーゼ発作も出ていたとのことなので、野崎とジャミーンの間には会話はありませんし、
ジャミーンが日本で手術を受けた際にも、野崎はジャミーンのお見舞いに訪れますが、廊下から病室を眺めていただけでした。
第7話にて、野崎がジャミーンの病室にハリーポッターのDVDを持って訪れた場面が2人の初めての会話なので、ジャミーンと野崎とは、これまでほとんど接触がない状態。
よって、ジャミーンは単に野崎に対して人見知りをしているだけなのかもしれません。
今後、接触する機会が増えることで、野崎に対して心を開くということも大いに考えられそうです。
野崎は悪人?
「直感的に人の善悪が分かる」というジャミーンが懐かないことを考えると、もしかして野崎は悪人なのでは?と考えてしまいますが、私はその可能性は低いと思っています。
野崎は、乃木に「あなたは鶏群の一鶴 眼光紙背に徹す」と思いを託された人物。
この言葉の意味については、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
おそらく野崎は乃木に協力し、乃木の”作戦”を実行しやすいようにサポートしてくれているのだと思われます。
そんな野崎がここに来て、「実は悪者」という展開になることはないのでは?と思いますので、ジャミーンが懐かないからと言って、「野崎=悪人」というわけではないように感じます。
「VIVANT」ジャミーンと野崎の関係性を予想!
「VIVANT」において、このままジャミーンが野崎に懐かないまま終わる・・・ということはないのでは?と思われます。
野崎が公安に属しており、テントを敵対視していることが原因でジャミーンが野崎に心を開いていないのであれば、
物語の最後には、テントの活動の真の目的が明かされることで「テント=悪の組織」という方程式は崩れ、野崎のテントに対する考えが変わることでジャミーンの野崎への印象も変わることと思われますし、
野崎に懐かない原因が単なる人見知りであった場合も、会う回数が増えるとともに、何かきっかけがあれば乃木と同じように野崎にも懐く可能性も大いにあるのでは?
ジャミーンは「直感的に人の善悪を感じ取れる」ということなので、野崎も何か裏の顔があるのでは?と思ってしまいますが、
乃木のことをサポートしていることから考えてもおそらくその可能性は低く、最後には野崎にも心を開くのでは?と思うのですが・・・。
(病気の自分を置いて行こうとしていたという恨みがあった場合も、最終回までにはその恨みも晴れるのでは?と思っていますw)
まとめ
「VIVANT」において、「直感的に人の善悪が分かる」とされているジャミーンですが、これまで野崎に全く懐かないのはどのような理由からなのか考察してみました。
①病気の自分を置いて行こうとしていた人物だから
②テントを敵対視している組織の人だから
③単なる人見知り
④野崎が悪人だから
ジャミーンが野崎に懐かない理由について考えられるのは以上4点ですが、おそらく乃木に協力していると思われることからも、④野崎が悪人であるとは考えにくいかと思われます。
①に関しても、おそらく野崎と薫が口論していた際、ジャミーンには意識がなかったかと思われますので、可能性が高いのは②・③では?
これから物語が進むにつれ、テントの真の目的が明かされると野崎のテントを見る目も変わってくるでしょうし、ジャミーンと野崎の接触の機会が増えることで段々とジャミーンは野崎に打ち解けていくと思われます。
乃木さんだけでなく、野崎さんに向けられるジャミーンの笑顔も早く見たいものです。
【追記】
第9話視聴後、最終回を前に、何故ジャミーンが野崎さんに懐かないのかについて、再度考察してみました。
おそらく、野崎さんが日本政府と考えをおなじくしていることが原因なのでは?と思われます。
それについては、こちらの記事にて詳しく書いています↓
他にもいろいろ考察しています↓