「大奥」に登場する青沼の最期についてネタバレ紹介していきます。
また、青沼とともに赤面疱瘡撲滅を目指して奔走する田沼意次、平賀源内の運命についても調査してみました。
以下、ネタバレ含みますのでご注意下さい。
「大奥」青沼のモデルについての記事はこちら↓
治済の最期についてはこちらの記事にまとめてあります↓
「大奥」青沼の最期をネタバレ!
「大奥」に登場する青沼の最期についてネタバレ紹介していきます。
結論から申し上げますと、青沼は打首になってしまうのです。。。
青沼の大奥入りのきっかけ
男性だけが罹患し、若い罹患者の致死率80%という疫病・赤面疱瘡撲滅のため、田沼意次(松下奈緒)の命により蘭学の習得者探しをしていた本草学者の平賀源内(鈴木杏)は、
長崎にて、大通詞であり蘭方医・吉雄耕牛(飯田基祐)に師事する吾作(村雨辰剛)と出会い、大奥へと誘います。
大奥入りを果たした吾作は、名を青沼と改め、赤面解明の糸口となるであろう蘭方医学の普及に尽力。
青沼の活躍
オランダ人の父と丸山の遊女である母との間に生まれたハーフである青沼は、その見た目から差別をされることも多く、
体調不調で苦しんでいる人を助けようとしても、大柄な青沼の体格を揶揄し「鬼みたいなやつとは体が違う」と声をあげられたり、プレゼントした「サボン」を捨てられてしまうなど辛い経験をすることも。
ですが、どんなにつらく当たられようとも、蘭学医としての責務を果たそうと自身に差別意識をむき出しにしてきた人物に対しても一生懸命治療を行う青沼の姿に、
次第に周囲の人の心も変わり、青沼が行う大奥での蘭学講義の場にも人が集まってくるようになるのです。
そして遂には、青沼と黒木(玉置玲央)らは洋書から弱毒性の赤面疱瘡を故意に遷すことで、強毒性の赤面疱瘡に罹患することを防ぐ人痘法に辿り着き、これを成功させました。
青沼の最期
人痘法の成功によって、今まで罹患すればほぼ助かることのなかった赤面疱瘡ですが、助かる者が増えて大奥内で成果を上げたものの、
あろうことか、松平定信(安達祐実)の甥がこの人痘の副作用で死亡してしまうのです。
事前に接種の危険性を説明していたものの、策略ではないか?と疑われてしまい、
その結果、青沼は打首、黒木も追放されてしまいます。
「大奥」田沼意次・平賀源内はどうなる!?
今でいうワクチンの副作用によって、松平定信の甥が死亡してしまった責任を取らされたような形の青沼の最期ですが、
青沼と共に赤面疱瘡撲滅のために尽力していた田沼意次や平賀源内についてはどうなるのでしょうか。
また、青沼をはじめ、田沼意次、平賀源内の行く末については、一橋治済が大きく関わっていますので、そのことについてもまとめてみました。
田沼意次
8代将軍・吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡撲滅を目指した田沼意次。
10代将軍・家治の元において、その人柄と鋭く時代を読んだ手腕で絶大な支持を得ていくのですが、蘭学の奨励や、今までの武家にはなかった金を重んずる方針が次第に反発を生み、
以前の後継問題で禍根が残っている松平定信からは、「仮にも武士が唯金主義とはあさましい」と罵倒されることも。
浅間山の噴火や天明の大飢饉、さらには、将軍・家治の世継ぎであった家基の死、また、田沼意次自身の娘・意知の暗殺が重なったこともあり、多くの責任を擦り付けられて失脚してしまいます。
平賀源内
田沼意次の命により、赤面疱瘡撲滅のため優秀な蘭学医を探している本草学者の平賀源内。
源内自身も弟を赤面疱瘡で亡くしており、そのこともあって赤面疱瘡撲滅に力を注いでいるのですが・・・
結論から言うと、平賀源内は暴行され、その時に梅毒に罹患してしまい、それが元で死亡してしまいます。
体に発疹が出てきたため、青沼に診察してもらい梅毒に侵されていることが分かった源内は、「身体が動くうちに・・・。」と旅に出て、赤面疱瘡に罹患している男の子を連れて戻ってきます。
その源内が連れ帰って来た男の子から採取した菌で人痘を作ることに成功。
人痘の成功を聞いた源内は、「ああ良かった、本当に嬉しいなぁ、青沼さんに会いたいなぁ」と喜ぶのですが、その頃には起き上がることもできず、目も見えなくなっており、それが源内の最後の言葉となりました。
一橋治済の策略
松平定信が田沼意次を敵対視するよう仕向けたり、平賀源内が梅毒に罹患するように梅毒にかかっている男に襲わせたのも、実は一橋治済(仲間由紀恵)の策略によるもの。
治済は息子の家斉(中村蒼)を将軍にすることで母である自身が実権を握ろうと、邪魔な人間を排除しようとしていたのです。
赤面疱瘡の流行が終わってしまえば、息子である家斉の他にも有能な将軍候補が出てきてしまうため、
赤面疱瘡撲滅のために動いている田沼意次や平賀源内、青沼を排除する必要があったのです。
自分にとって邪魔な存在だった田沼、源内、青沼を排除することに成功した治済は、従姉妹の松平定信を老中、息子・豊千代(家斉)を次期将軍に据えました。
息子・家斉が将軍に就いてからは、息子には政治に口を出させず、目論見通り自らが実権を握り、政を司っていくのです。
まとめ
「大奥」に登場する青沼の最期についてネタバレ紹介していきました。
青沼は、赤面疱瘡人痘法に辿り着き成功をおさめるのですが、その副作用によって、松平定信の甥が死亡してしまいます。
事前に接種の危険性を説明していたものの、策略ではないか?と疑われてしまったことで、青沼は打首となってしまいました。
同じく赤面疱瘡撲滅のために奔走していた田沼意次については、数々の責任を擦り付けられて失脚させられ、平賀源内については梅毒に罹患した男に暴行されたことで源内自身も梅毒に罹って死亡してしまいます。
これら一連の出来事は、実は息子を次期将軍にすることで実権を握ろうとする一橋治済の策略によるものでした。
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