「ペンディングトレイン」第1話より登場し、タイムワープに関係しているのでは?と伏線にもなっている、緑に光る石について考察していきます。
下記、ネタバレ含みますのでご注意ください。
「ペンディングトレイン」第6話にて、寺崎佳代子(松雪泰子)と小森創(村田秀亮)も緑に光る石を発見しましたが、
第6話で初めて姿を現した、タイムワープの謎を解くキーマンだと思われる物理学者の蓮見涼平(間宮祥太郎)の研究室にも、それによく似た石がありました。
蓮見教授についてはこちらの記事をお読みください↓
私は、この緑に光る石には、「タキオン粒子」が含まれていて、それがタイムワープを引き起こしたのでは?と考えるのですが・・・
以下、考察してみました。
目次
「ペンディングトレイン」考察!緑に光る石の登場
緑に光る石については、これまでも何度か登場しています。
第6話終了時点での、緑の光る石が登場した場面を時系列で見ていくと・・・
第1話・タイムワープ当日のトンネルの中
電車がトンネルに入ったタイミングで鳴り響いた緊急地震速報。
電車が大きく揺れた後、乗客たちが気が付くと、あるはずのビルがなく、車両の周りは木々に囲まれていました。
車両に設置されている緊急用のボタンを押しても外部の人と繋がらなかったため、誰か人を呼んで来ようと、トンネルの向こう側に歩いていく畑野紗枝(上白石萌歌)と白浜優斗(赤楚衛二)。
そして、「用事があるから(外に出るためにトンネルの向こう側に行きたい)」と、紗枝ら2人に萱島直哉(山田裕貴)が付いて歩いて行くと・・・
3人の足元には緑に光る石が。
第3話・優斗が崖から落ちた夜のトンネルの中
第3話にて、5号車の乗客たちの夕食のスープの中に毒のあるイヌホウズキが入れられそうになる”事件”がありました。
”毒の実事件”については、こちらの記事に詳しく書いています↓
「田中が入れたのでは?」と田中弥一(杉本哲太)を疑い、「連れてくる」と激高する直哉を制止し、優斗が田中を探しに行きますが、暗闇の中、優斗は足を滑らせて崖から転落してしまいました。
その時、優斗の帰りを車両の外で待っていた直哉と紗枝の頭上にオーロラが輝いていたのですが、それと呼応するかのようにトンネルの中の石が再び輝いていました。
第4話・加藤の看病をしている時に車両の外でも
第3話の最後に、5号車の乗客の加藤祥大(井之脇海)が6号車の乗客である加古川に腹部を刺されました。
加藤の命を救おうと、5号車の乗客たちは懸命に処置・看病をし、その甲斐あって加藤は一命を取り留めたのですが、
3日3晩眠っていた加藤が目覚める前の晩、車両の外では3つの石が緑に光っていました。
第6話・スカイツリーやブルームタワーに行く途中にも
第6話にて、6号車の乗客たちに5号車を占拠された場合に備えて、他に住むことができるところを探そうと、スカイツリーやブルームタワーの方向に向かった寺崎と小森。
空にオーロラが出ているのに気が付くと同時に、地面に転がっている複数の緑に光る石を発見しました。
第1話で、寺崎さんは「この事故の責任は徹底的に追求します!」って小森さんに詰め寄ってたし、小森さんも反抗的になってたから、2人はちょっと険悪なムードだったよね。
そうそう。だから、寺崎さんに「お供します!」って小森さんが名乗り出た時はなんだか嬉しかったわー。
第6話・蓮見教授の研究室にも
第6話にて始めて姿を現した物理学者の蓮見教授。
物理学者・蓮見教授の専門は、「高エネルギー天文物理学」。
発光してはいないものの、蓮見教授の研究室にもよく似た緑色の石が・・・!
「ペンディングトレイン」考察!緑に光る石は地球外の物質?
6号車のリーダー山本俊介(萩原聖人)が言うには、乗客らがタイムワープした時代は2060年であり、世界が荒廃した理由は、2026年の隕石衝突だとのこと。
山本は、この内容を無線が繋がったカナダの山の中にいる人から聞いたと話しますが、実はこれは嘘でした。
山本の嘘については、こちらの記事に詳しく書いています↓
ただ、山本の話している内容がすべて嘘だというわけでもなく、「無線が繋がった」という話は嘘であるものの、
「2026年に隕石が衝突し、世界が荒廃した」という内容は、船の中にあった航海日誌に書かれてあることなので、こちらについては「本当の話」だと言います。
「2026年の隕石衝突」が本当の話だとすると、直哉たちのいる2060年で緑に光っている石は地球上にある物質ではなく、宇宙から飛来してきた隕石である可能性も。
そして、「高エネルギー天文物理学」を専門にしている蓮見教授の研究室にあったものは、研究用のものであり、地球外探査機などがどこかの惑星などから持ち帰ったものでは?と考察します。
「ペンディングトレイン」考察!緑に光る石のタキオン粒子でタイムワープ!?
タキオン粒子とは、常に光速よりも速く移動する仮想的な粒子。
「仮想的」ゆえ、ほとんどの物理学者には「存在しないものなのでは?」と考えられているそうですが、SF作品には超光速通信の手段として度々登場しています。
よく知られるものとしては、宇宙戦艦ヤマトの「波動砲」やドラえもんの「タイムふろしき」、また、仮面ライダーカブトではタキオン粒子を応用することで、人間を遥かに超える早いスピードで活動することができるという設定になっています。
「常に光速よりも早く移動することができる」というものなので、この光る石にタキオン粒子が含まれていたなら、瞬時に車両が移動することも可能なのでは?
また、オーロラが出現するということは「時空が歪んでいる」ということなので、オーロラの発生しているタイミングでこのタキオン粒子での光速移動を発動させることができれば、乗客たちが元の世界に帰ることも可能になるのでは?
オーロラの考察についてはこちらの記事に詳しく書いています↓
そして、乗客たちが2023年から2060年に”飛ばされてきた”のも、ワームホールとなったトンネルに入ったタイミングで、この石に含まれるタキオン粒子が作用したからでは?
そう考察します。
もし、タキオンのような物質が存在するなら、情報をはるか遠くにまで瞬時に送ることができる。
また、タキオンに宇宙船や人間などを乗せることができればワープが可能になり、あるいは宇宙船や人間などを量子レベルにまで分解し、タキオンに乗せて飛ばし、目的地で再物質化する、『スター・トレック』の転送装置のようなこともできるかもしれない。
そして、タキオンの存在は、もうひとつ別の科学の魅惑の扉を開く。
超光速で情報や物質を送れるということは、じつはタイムマシンの実現にも直結しているのである。
https://www.tel.co.jp/
まとめ
「ペンディングトレイン」第1話より、度々登場している緑に光る石。
おそらくこの石は乗客たちのタイムワープに関係しており、現代に戻る過程においても必要なものであると思われます。
私は、この緑に光る石に光速移動を可能にするタキオン粒子が含まれているのでは?と考察しますが・・・
真相はいかに?
第7話以降で、蓮見教授がタイムワープの謎を解明してくれそうですね!
次回、第7話も楽しみです!!
他にもいろいろ考察しています↓