NHKドラマ10「大奥」に登場する徳川家慶(高嶋政伸)について、ネタバレ紹介していきます。
家慶は娘・祥子を溺愛するあまり、文字通り”毒親”でした。
家慶の祥子への毒親ぶり、また、家慶の最期についてまとめてみました。
(※ネタバレ含みますのでご注意下さい。なおこの記事は、よしながふみさん原作の漫画「大奥」のストーリーを元に綴っていますので、ドラマ「大奥」とは少し内容が異なる場合があります。)
娘・祥子(家定)の死因についてはこちらの記事にて詳しく書いています↓
「大奥」徳川家慶のネタバレ!娘・祥子を溺愛した毒親!
「大奥」に登場する徳川家慶について、ネタバレ紹介していきます。
家慶は娘・祥子(伊礼姫奈・ 愛希れいか)を溺愛するあまり、文字通り”毒親”でした。
まずは、家慶の祥子への毒親ぶりからご紹介させて頂きます。
徳川家慶(12代将軍)とは?
12代将軍・徳川家慶は、11代将軍・家斉(中村蒼)の息子です。
「大奥」においては、”容姿も人となりも愚鈍”というキャラクター。
45歳で父・家斉より将軍職を譲られますが、自身よりも引退した父の力の方が強いことを不満に思っています。
娘・祥子に鬼畜の所業
父・家斉がそうであったように、家慶自身もたくさんの子どもをもうけますが、お美津(みつ)との間にもうけた四女・祥子のことを特に可愛がります。
母親の美貌を受け継ぎ、利発な祥子。
13歳になり髪を結いあげ、さらに娘らしくなった祥子の姿を見た家慶は、人払いを命じて祥子を乱暴。
家慶による祥子への乱暴は1度ではなく、度々繰り返されるように。
そのため、母親の知るところとなり、母からは、娘ではなく「家慶の寵愛を争うライバル」として扱われ、祥子は母から毒を盛られるようになってしまうのです。
祥子を将軍に
赤面疱瘡の撲滅に成功し、この頃は男が家督を継ぐようになっていたため、祥子は、父・家慶からの性的虐待も「嫁に行くまでのこと」と辛抱していたのですが、
沢山いる兄弟の中に将軍の器の者がいなかったこと、また、家慶は祥子のことを手元においておきたかったため、名を家定と改めさせ、13代将軍に就かせようとします。
婿に次々に毒を盛る
名を家定と改め、将軍職に就いた祥子の元に京の鷹司家から正室・任親(ただちか)を迎えますが、毒を盛られ、間もなく亡くなってしまいます。
そして、2人目の正室として、今度は京の一条家から秀久を迎えますが、同じく毒によって死亡してしまいます。
嫁に行くことで、性的虐待を加える父から逃れられると思っていた家定でしたが、それが叶わなかったことで、父の性的虐待から逃れる方法は、夫を迎えることのみ。
ですが、正室として迎えた二人の夫は、相次いで家慶より毒を盛られ、亡くなったのです。
娘・家定(祥子)にも毒を盛る
家慶が毒を持った相手は家定の夫だけではありませんでした。
ある日、家慶が夜中に「天ぷらが食べたい」と言い、これが原因で江戸城本丸が火事になってしまうのですが、
そのことをきっかけに家定は焼け残った西の丸に移り、そこに家定のために男を集めた大奥を作ることとなりました。
これは、家慶の家定に対する性的虐待について聞き及んだ11代将軍・家斉の正室である広大院(蓮佛美沙子)による家慶を家定から遠ざけるための施策でした。
遠ざけられてもなお、家慶は西の丸奥に匿われた家定の元を訪ねていくのですが、追い返されたことで憎悪を募らせ、自らの娘である家定をも毒殺しようとするのです。
西の丸に設けられた大奥では、老中・阿部正弘より瀧山が大奥取締役に任命され、家慶から家定を守るようになったのですが、
家慶が家定に毒を盛るのを止めることはできませんでした。
老中・阿部正弘についてはこちらの記事に詳しく書いています↓
「大奥」徳川家慶のネタバレ!最期はどうなった?
娘である家定に対し、繰り返し性的虐待を行うなど、祖母・一橋治済(仲間由紀恵)のサイコパスの血をそのまま受け継いだかのような家慶ですが、
その最期は、治済とは異なり、あっけないものでした。
一橋治済のサイコパスな行動と最期についてはこちらの記事にて詳しく書いてあります↓
1853年に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、家慶も発狂。
それにより、そのまま帰らぬ人となりました。
家慶死去により、家定は13代将軍に就任。
家定は老中・阿部正弘(瀧内公美)と総取締の瀧山(古川雄大)とともに開国を進めていくようになるのです。
瀧山についてはこちらの記事に詳しく書いてあります↓
まとめ
NHKドラマ10「大奥」に登場する徳川家慶(高嶋政伸)について、ネタバレを交えつつ紹介させて頂きました。
家慶は娘・祥子を溺愛しており、祥子が13歳になった頃から繰り返し性的虐待を加えるようになりました。
他にいい人材がいなかったこと、また祥子のことを手元においておきたいという思いもあり、家慶は祥子に名を家定と改めさせ、13代将軍に就かせようとします。
家定の正室として迎えた婿を次々を毒殺するほか、西の丸奥に匿われた家定に会いに行っても会わせてもらえなかったことで家定を逆恨みし、家定にも毒を盛るという行動に。
気に入らない人物に毒を盛るという、祖母・一橋治済を彷彿とさせる家慶ですが、最後は黒船来航によって発狂し、あっけなく亡くなってしまいます。
関連記事はこちら↓