「ペンディングトレイン」第6話の物語のあらすじについて考察していきたいと思います!
(※以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。)
第5話では、渡部玲奈(古川琴音)の過去について描かれていました。
玲奈は、「元の世界には戻りたくない」と考えているようですが、これから徐々にその考えに変化が訪れるようです。
5号車の乗客たちと過ごす中で、「人と人とのつながりの大切さ」を意識し始めることも玲奈の心に変化を及ぼす一因かとは思うのですが、
玲奈の気持ちの変化に大きな影響を与えるきっかけは明石周吾のように思えます。
以下、考察していきたいと思います。
目次
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!渡部玲奈は元の世界に帰りたくない?!
「ペンディングトレイン」第5話では、冒頭と最後のシーンに玲奈の心情について描かれていました。
冒頭シーンでの玲奈の心情
第5話の始め、朝起きた玲奈は、車両を出て、海が見える崖まで散歩に出かけました。
その時流れたナレーションは以下の通り。
昔、ウザい担任に言われたことがある。「お前はいつも不満そうで何かに怒っている。怒りは何に変わると思う?後悔だよ。」と。
例えば、「なんでこんな家に生まれたんだ」という怒り、「どんなに働いても楽にならない」という怒り、「私はあんたたちとは違う」という怒り。
後悔なんてするもんか。
過去も未来も関係ない。
私は、今を生きてやる。
ほんとにみんないなくなったんだ。
「最高じゃーんっ!」
そう言って玲奈は海を見ながら大きく口を開けて笑顔になっていました。
元の世界には思い通りにならないことが多く、玲奈には不満が溜まっていたようです。
学生時代の担任の先生からは、思い通りにならないからと言ってそれに対して不満や怒りの感情を持って過ごしていたら、この先後悔することになるよと忠告されていたようですが、
ペンディングされた世界に来てしまったことで、周りの人と比べるようなこともしなくて済み、煩わしい人間関係もなくなったため、
不満や怒りの感情を持たなくて済むことから、玲奈にはこの世界が居心地よく感じられているようです。
最後のシーンでの玲奈の感情
畑野紗枝(上白石萌歌)と一緒に6号車のある方に歩いていく途中、玲奈は紗枝にこんなふうに話します。
「私はここでいい。帰らなくていいの。ここが私の居場所。」
「家族も仲間も元カレも、みんな自分から切った。(元の世界で)誰も待ってないの。」
「1人って最強だから。」
「戻ってイラつくよりもここで生き延びてスペシャルな存在になるの。よく考えて。ここでは私たち、生きてるだけでスペシャルなんだよ。最高じゃん。」
「元の世界では、自分のことを待っている人なんていない。」という玲奈に対し、紗枝は「そう思っているだけですよ。」と否定しますが、
「ううん、それでいいの。1人って最強だから。」と、「人との交わりを持たず、1人でいることの方が居心地がよい」と玲奈は言います。
ですが、6号車の男たちに襲われ5号車に逃げ帰った際、紗枝がついて来ていないことに気が付いた玲奈は、走って紗枝を助けに行く萱島直哉(山田裕貴)と白浜優斗(赤楚衛二)の後ろ姿を見ながらとても不安げな表情をしていました。
ほらね、仲間を持つと弱くなる。私は後悔なんてしない。
誰も思わなければ、好きになんてならなければ何も怖くないんだから。
このようなナレーションが流れてはいましたが、この玲奈の表情からは、紗枝のことをとても心配していることがうかがえます。
「爪がぼろぼろ」だという紗枝の爪を整え、ネイルを塗ってあげていたことからも、玲奈は段々と紗枝のことを好きになっていっていたと思われます。
「誰かを好きになってしまうと弱くなる」
そう思って、一生懸命好きにならないようにしているように思えるね。
強がってる姿は、なんだか痛々しさも感じるな。
「期待して裏切られると辛いから」って言ってた直哉とも重なるね。
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!玲奈の変化のきっかけは明石周吾!?
6号車の男たちから逃げる際、後ろについて来ていたと思ってた紗枝の姿が見えなかったことで、紗枝のことを思い、不安げな表情を浮かべていた玲奈ですが、第6話の予告には、5号車の仲間を思い、泣く姿も。
玲奈に抱きかかえられているのは、明石周吾(宮崎秋人)。
第5話では、お風呂上りの玲奈に対し、「メイクしない方が可愛い。」と声をかけたり、5号車の周りで石を探していた植村憲正(ウエンツ瑛士)らと話していた玲奈を心配し、「大丈夫?」と声をかけたりしていました。
「メイクしない方が可愛い。」と言われたことで、玲奈も「ねぇ、名前なんだっけ?」と明石の名前を聞いており、何となくお互い気になる存在になりつつあるように感じられます。
第5話にて、6号車の男たちに追いかけられた紗枝を心配し、直哉と優斗が飛び出して行ったことからも、第6話では5号車の乗客たちと6号車の乗客たちとのバトルが描かれそうなので、
そのバトルの際に、明石は負傷するのだと思われます。
玲奈が抱きかかえていることからも、おそらく明石は玲奈を守ろうとして負傷したのでは?
「1人って最強。」
「誰も思わなければ、好きになんてならなければ何も怖くない。」
そう言っていた玲奈ですが、明石に対する想いが玲奈の心を大きく変えていく・・・そんな流れになるのでは?
そう思うのです。
まとめ
「元の世界には戻りたくない」と考えている玲奈ですが、これから徐々にその考えに変化が訪れるようです。
5号車の乗客たちと過ごす中で、「人と人とのつながりの大切さ」を意識し始めることも玲奈の心に変化を及ぼす一因かとは思うのですが、玲奈の気持ちの変化に大きな影響を与えるきっかけは明石周吾なのでは?
第5話と、第6話の予告動画から私はそのように考察します。
「1人って最強」と、人とのつながりを拒絶しているように思える玲奈。
5号車の乗客たち、明石との関わりによって、徐々にその強がっているように見える姿に変化が訪れていくように思います。
物語の展開も楽しみですが、玲奈の心情の変化も見どころですね!
涙なしでは見れないかも!?
他にもいろいろネタバレ考察しています!↓