「ペンディングトレイン」では、5号車の乗客の面々が車両から外の景色を見て微笑んでいるオープニングシーンが流れるのですが、
このオープニングシーンは、視聴者の間では、当初から「元の世界に帰る時の映像ではないのか?」と言われており、
私も、これまでの物語の流れを見ると、やはりその可能性は高いような気がします。
そこで、このオープニングシーンからわかる最終回に向けて今後の「ペンディングトレイン」の物語の展開を予想(考察)していきたいと思います。
以前、オープニングに田中弥一の姿が見えないことについて考察しましたが↓
今回は、オープニングシーンの考察第2弾!
乗客たちの手の位置と6号車に注目して考察していきたいと思います!
目次
「ペンディングトレイン」オープニングシーンを徹底考察!乗客の手の位置から考察!
「ペンディングトレイン」オープニングシーンはこちら↓
5号車の乗客たちは、みんな窓の外の景色に視線が釘付けになっている・・・そんな様子が見て取れます。
荒廃した未来がそうではない未来の姿に変わっていっている・・・そんな景色を眺めているのでしょうか?
このシーンで、私がまず注目したいのは乗客たちの手の位置!
この手の位置に、今後最終回に向けての人間関係が表れているように思えるのです。
①萱島直哉(山田裕貴)と米澤大地(藤原丈一郎)
第4話にて、田中弥一(杉本哲太)に教わって仕掛けた”くくり罠”にわざと直哉をはめ、引っかかった直哉をからかっていた大地。
直哉も、楽しそうに笑う大地の姿を見て一緒になって笑うなど、段々と仲良くなっている印象の2人。
人懐っこい大地に、物語が進むにつれて段々と直哉が心を開き、今後、最終回に向けてもっともっと深い人間関係が構築されていくように思えます。
②渡部玲奈(古川琴音)と明石周吾(宮崎秋人)
第5話にて、お風呂上がりの玲奈に対し、「メイクしてない方が可愛い。」と声をかけた明石。
玲奈は「1人って最強!」と、周りの人との関りを避けているようですが、実はそれは精一杯の強がりのようにも感じられます。
玲奈の派手な洋服やメイクもその”強がり”の延長線上のものであり、”本当は弱い自分”を周りに見せないようにするためのものであったら・・・?
メイクを落とした”素の自分”の方が良いと言ってくれた明石の存在は、玲奈にとっては嬉しいものだったに違いありません。
実際、「メイクしてない方が可愛い。」と明石から言われた後、玲奈は明石に対し、「ねぇ、名前なんだっけ?」と尋ねていますし、
また、第6話の予告では、6号車の乗客たちとの戦いの中で負傷した明石を抱きかかえながら、号泣する玲奈の姿が・・・!
第5話の玲奈のお風呂上りのシーンと第6話の予告映像から、何となく玲奈と明石の関係が深いものになっていくように感じられましたが、
オープニングシーンの2人も隣に座っており、お互いの体には触れていないものの、今にもお互い手が触れそうなくらいの距離感であることから、
やはり、最終回に向けて段々と2人の距離が縮まっていくことを予感させられます。
玲奈と明石の関係については、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
③萱島直哉(山田裕貴)と白浜優斗(赤楚衛二)
最初こそ、考え方や性格が違うことで衝突していた2人ですが、お互いの考えに触れることで理解し合い、自分に足りないものを補うように”最強のバディ”となっていっている2人。
最終回に向け、ますますお互いのことを信頼し助け合いながら、人間的に成長し、いい関係を構築していくのだろうと思われますが、
そんな2人の関係も、このオープニングシーンにしっかり表されています。
しっかり直哉の肩を掴んでいる優斗の手。
”ちょっと添えている”という手の置き方ではなく、これはもうしっかりと”掴んでいる”ように見えますね。
その優斗の手の力強さは、そのまま直哉と優斗の”絆”を表しているように感じられ、「ペンディングトレイン」の主題歌・「TATOO」(Official髭男dism)の歌詞を思い起こさせますね。
「TATOO」(Official髭男dism)の歌詞についての考察はこちら↓
直哉と優斗は、これから最終回に向け、様々な困難を乗り越えていくことで、ますますお互いにとってなくてはならない大切な存在になっていくのでしょうね。
「ペンディングトレイン」オープニングシーンを徹底考察!6号車に注目!!
以前から5号車の存在に気が付いていながら、直哉たちと対面した際に「5号車の存在を初めて知った。」と嘘をついた6号車のリーダー山本俊介(萩原聖人)。
5号車には、他にも加藤祥大(井之脇海)の腹部を刺した加古川辰巳(西垣匠)や、畑野紗枝(上白石萌歌)や玲奈のことを襲った3人のガラの悪い男たちもおり、
なかなか信頼関係を構築するのは難しいように思えます。
6号車のリーダー・山本は何か魂胆があるように思えますので、5号車の乗客たちと6号車の乗客たちでお互いに協力し合うのは、一筋縄にはいかないことが予想されますが、
おそらく、なんだかんだと衝突することもあるかと思いますが、最後には協力し合い、一緒に現代に戻ってくるのだと思われます。
そう思う理由は、やはりオープニングシーン。
車両が2両連なっています。
手前の窓に、こちらに振り向きかけている明石、その手前には玲奈が見え、明石の向こうには駅員・小森創(村田秀亮)の姿が確認できるため、この車両が5号車、
そして、奥にあるもう1両の車両は6号車だと思われます。
いろいろと衝突しながらも、5号車、6号車それぞれの乗客たちは、きっと最後には協力し合って現代に戻ってくる・・・そんな結末になることと予想します。
「ペンディングトレイン」オープニングシーンを徹底考察!田中がいないのは何故?
「ペンディングトレイン」が始まったばかりの頃、オープニングのシーンに田中弥一(杉本哲太)がいないことの理由を以下の記事にて考察したのですが、↓
上記の記事の理由に加えて、もう一つの理由として、
第5話にて、6号車のリーダー・山本に対し、5号車の情報をリークしていることから、「もう5号車の仲間ではない」という意味で5号車の車両の窓から確認できる位置にいないだけなのかもしれません。
5号車を出て、一人塹壕で暮らしている田中ですが、娘・美帆の名前をもじって「みーぽ」と名付けた人形に話しかけていることから、
口では「自由だー!」と叫びながらも、やはり一人は寂しく、娘のことを恋しく思っている気持ちもあるように感じられます。
よって、みんなと一緒に現代に戻っては来るけれども、「5号車の仲間」というわけではないので、実は、見えるところに乗っていないだけで、5号車の隅に乗っていたり、6号車に乗っている・・・という可能性もあるのでは?
その他の可能性については、こちらの記事をどうぞ↓
まとめ
「ペンディングトレイン」のオープニングシーンを考察してみました。
登場人物の手の位置や置き方から、それぞれの関係性が見て取れるように感じます。
また、5号車の後ろにもう1両車両が確認できることからも、対立関係だった5号車と6号車の乗客たちも、最後には、現代に戻るため協力し合うことになるのでは?と予想します。
物語も中盤となり、ますます目が離せなくなった「ペンディングトレイン」。
大地と直哉、玲奈と明石、そして、直哉と優斗の関係の深まりや、6号車との関係の変化などにも注目していきたいですね。
他にもいろいろ考察しています!↓