ドラマ「ペンディングトレイン」第6話について考察していきます。
以下、ネタバレ含みますのでご注意下さい。
第6話において、6号車の乗客である矢島樹(鈴之助)ら3人の男が5号車の車内から黒いバッグを盗んで行きました。
一体、この黒いバッグの中には何が入っていたのでしょうか?
以下、考察してみました。
目次
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!3人組に盗まれた黒いバッグの登場シーンまとめ!
第1話から第6話までにおいて、黒いバッグが登場したシーンをまとめてみました。
第1話
最初にこの黒いバッグが登場したのは、第1話。
駅員の小森創(村田秀亮)が、隣の車両から5号車の車両に入ってきた場面でのこと。
「5号車、、、5号車、、、。あれ?ここ、何号車?」そう言いながら、小森は自分が入ってきた車両が5号車であることを振り向いて確認した後、
網棚の上にある黒いバックを見つけ、「あ、あれか。」と、その黒いバックに手を伸ばしました。
小森が網棚の方へと手を伸ばした瞬間、車内には緊急地震速報が鳴り響き、乗客たちは荒廃した未来へと”飛ばされた”ため、
この後、こちらの黒いバッグについてしばらく触れられることはありませんでした。
第4話
第3話のラスト、6号車の乗客である加古川辰巳(西垣匠)に腹部を刺された加藤祥大(井之脇海)。
第4話にて、負傷し命の危機にある加藤を助けようと5号車の乗客たちが加藤の傷の手当てをしましたが、その時、駅員の小森が何かを思い出し、車両の隅に置かれていたこの黒いバッグを引っ張り出してきて、こう言いました。
「これ、お客さまの忘れ物で・・・確か、出張用で、日用品か何か入っているって・・・。」
カバンの中を開けると、中にはタオルが数枚入っていて、加藤の怪我の消毒に使えそうな薬なども入っていました。
第6話
6号車の乗客である矢島樹(鈴之助)が、5号車の乗客たちとの乱闘の末、隙をついて5号車の車内からこの黒いバッグを持ち出しました。
矢島たちは、この黒いバッグを狙っていたのです。
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!3人組に盗まれた黒いバッグの中身は何?
第4話にてすでに明らかになっているように、この黒いバッグは”乗客の忘れ物”であり、中身は「日用品」。
バッグを開けて中身を見ても、そこには、衣類やタオル、そして応急処置のできそうな医薬品の類が入っているだけでした。
中身をすべて出して確認している場面がありませんでしたので、バッグの底の方に何か重要なアイテムが入っていないとも限りませんが、
第4話にて、加藤が命の危機を迎えている際に取り出してきたバッグですので、医薬品だけを取り出して終わりではなく、おそらく乗客たちは「他にも何か使えるものはないか?」とチェックしているのでは?
重要なものが入ってはいたけれども、5号車の乗客たちはその重要性に気が付いていないだけ・・・という可能性も考えられなくはないですが、おそらくこのバッグの中には、それほど重要なものは入ってなかったのでは?と思われます。
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!なぜ3人組は黒いバッグを盗んだのか?
第6話にて、5号車の乗客たちと6号車の乗客たちとの争いが勃発したのですが、
その争いの直接的なきっかけは、6号車の乗客である矢島樹と岬亨吾(金本勇利)、我妻将太朗(三宅亮輔)の3人が、5号車の車内にあるこの黒いバッグを盗もうと画策したことでした。
矢島らは6号車の乗客ゆえ、この黒いバッグの存在は知らないはず。
では、なぜ、矢島ら3人はこの黒いバッグを盗もうとしたのか・・・?
それは、田中弥一(杉本哲太)からこの黒いバッグのことを聞いていたからだと思われます。
詳細は分かりませんが、少し怯えながら、田中は矢島にこの黒いバッグのことをこんなふうに話しています。
「あ、はい、あの・・・私見ました。あの・・・これくらいのシュッとしたビジネスマンの、あの・・・これくらいの黒いボストンバッグで、赤いタグが付いてました。ええ。」
田中は、第5話で渡部玲奈(古川琴音)が畑野紗枝(上白石萌歌)にネイルを塗ってあげていた時、5号車に入ってきて5号車の車両の中にあるものを何か取って行こうとしています。
早々に5号車を降り、田中は一人だけで塹壕にて暮らしていますので、タオル一枚でも貴重なはず。
もしかすると、日用品しか入っていなかったとしても、持ち主のいないこの黒いビジネスバッグのことを田中は狙っていたのかもしれません。
ですが、第4話にて加藤が怪我をした時には、田中はもう5号車で暮らしていなかったので、この黒いバッグの中身は何なのか、中身をきちんと把握していないのでは?と思われます。
もしかしたら、何か重要なアイテムが入っている可能性も否定できませんが、
田中は、それっぽく見えるこのバッグを「何かいいものが入っている」と矢島に吹き込むことで5号車を襲わせ,,、5号車と6号車の乗客たちを対立させようとしたという可能性が高いような気がします。
モバイルバッテリーが入っていれば、
オーロラの出ている時に過去と通信することができる・・・なんていう展開になるかも?
オーロラと過去との通信に関してはこちらで考察しています↓
「ペンディングトレイン」第6話ネタバレ考察!3人組に黒いバッグを盗ませた田中の思惑は?
矢島ら3人が5号車の中にある黒いバッグを盗みに来たことに端を発した5号車と6号車の乱闘。
これを田中は、「戦争だ~、いいぞ~、やれやれ!つぶし合え、戦争だ!戦争だぁ~!!」と言いながら、少し離れた場所から眺めていました。
「ペンディングトレイン」公式ページの田中の紹介欄には、以下のように書かれています。
総合警備会社・社員。ただただ毎日をやり過ごし、死んだように生きている冴えないサラリーマン。
家族から相手にされず、職場では部下にも馬鹿にされ孤独でやるせない日々を送っていたが、タイムスリップしたことで状況は一変する。
乗客の中では年長者であり、自分の主張を自由にできる。
そのため元の世界とは違う状況に快感を覚え、乗客たちを仕切ろうとすることで、大きな混乱を巻き起こし……
https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/chart/
タイムワープしてきた当初、田中は5号車の乗客たちを仕切ろうとして失敗しています。
もしかすると、自分が矢島を操ることで、5号車と6号車の乗客たちを対立させ、争っているその姿を見ることで自分が大きな存在になったような気になり、快感のようなものを感じているのかもしれません。
まとめ
「ペンディングトレイン」第6話において、6号車の乗客の矢島ら3人が5号車の車内から盗んでいった黒いバッグの中身について考察してみました。
このバッグは、乗客の忘れ物であり、中身は出張用の日用品であることが第4話にて判明しています。
加藤が腹部を刺された際に、5号車の乗客たちは中身を見ているため、それほど重要なものが入っているとは思えませんが、もしかすると、気が付いていないだけで現代への帰還に繋がる重要なアイテムなどが入っていないとも限りません。
ですが、おそらくは、5号車と6号車の乗客たちを対立させるために、矢島にバッグを盗むよう田中がけしかけただけという可能性が高いような気がします。
個人的には、このバッグにモバイルバッテリーが入っていれば現代に戻るきっかけになるのでは?なんて思ってみたりもするのですが・・・果たして?
モバイルバッテリーが入っていれば、この考察よりももっと簡単に現代との交信が可能になるかもしれません↓
他にもいろいろ考察しています↓