「ペンディングトレイン」の結末(最終回)を予想(考察)してみました。
以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。
「ペンディングトレイン」の第1話は、体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)が生まれて間もない赤ちゃんを抱きかかえて駅のホームを走るシーンから始まりました。
おそらく、この赤ちゃんは女子高生・佐藤小春(片岡凛)の赤ちゃんであり、紗枝の抱きかかえているこの赤ちゃんが、未来が荒廃し、人類が滅亡するのを防ぐ”救世主”となるのでは?と私は思うのです。
以下、詳しく考察していきます。
目次
「ペンディングトレイン」の結末を考察!第1話に登場した紗枝と赤ちゃん
おそらく、これは未来から現代に戻って来てからのシーンだと思われます。
電車に乗って、予期せず2060年の未来にタイムワープしてしまったのは、紗枝が駅に着く前に桜の木を見上げていたことから、季節は春。
赤ちゃんを抱いて駅のホームにいるときの季節は、紗枝の服装から冬だと思われます。
よって、この赤ちゃんは、紗枝たちつくばエクスプレスの乗客たちがタイムワープしてから半年以上経った冬までの間に生まれた赤ちゃんであり、
生まれて間もない様子であることから、秋から初冬にかけて生まれたのでは?と思われます。
そう考えると、予期せず未来に”飛ばされて”しまった時には、妊娠初期であり、周囲は(もしくは本人も)妊娠に気が付いていなかったことも考えられますね。
「ペンディングトレイン」の結末を考察!赤ちゃんの母親は紗枝ではなく小春!
紗枝が抱っこしてはいますが、この赤ちゃんは紗枝が出産した赤ちゃんではなく、5号車の乗客の女子高生小春の赤ちゃんだと思われます。
「ペンディングトレイン」公式ページの自己紹介欄に「和真も知らない秘密を隠している」と記載されていたり、
和真の恋人。同じ名門校に通う成績優秀な和真を尊敬している。
女子高生らしい振舞いをする一方、妙に大人びた一面もある。そして和真も知らない秘密を隠していて……
https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/chart/
第4話にて「眠たくなった」と言っていたり、手帳を隠すような行動があったり、また、何度も和真に何かを打ち明けようとしたりしているため、
おそらく、未来にペンディングされて以降、「もしかして妊娠しているのでは?」と自らの妊娠に気が付いたのでは?と思います。
小春が赤ちゃんの母親であると考える理由については、こちらの記事に詳しく考察しています↓
「ペンディングトレイン」の結末を考察!なぜ紗枝が赤ちゃんを抱いている?
では、何故、赤ちゃんの母親である小春ではなく、紗枝が赤ちゃんを抱いているのでしょうか?
それは、乗客たちが赤ちゃんを紗枝に託したからでは?と思うのですが、何故紗枝なのか?について、考えられるのは、以下、2つのパターンでは?と思うのです。
全員一度に現代に帰還することができなかった
私は、田中弥一(杉本哲太)の姿は見当たらないものの、オープニング映像に5号車の乗客たちがみんな写っているため、
「ペンディングトレイン」の結末は、未来に”飛ばされた”乗客たちみんな現代に戻ってくることができるのでは?と予想しています。
そう考える理由については、こちらの記事をどうぞ↓
田中がいないことの考察についてはこちら↓
ですが、何らかの理由で一度にみんなが戻ってくることができず、紗枝が乗客を代表して赤ちゃんを連れて一足早く現代に戻ってきた可能性があるのでは?
小春ではなく紗枝だったのは、「小春ではダメな事情」があったのでは?と思います。(理由については、以下に考察しています。)
みんなが一度に帰還することができなかったのは、動力となる緑に光る石の数が揃わなかったなど、大勢で一度にタイムワープするための条件がそろっていなかったことが考えられます。
緑に光る石に”タキオン粒子”が含まれており、タイムワープの際には必ず必要になってくると私は考察しています。↓
敢えて紗枝と赤ちゃんだけが現代に戻った
私は、こちらの可能性の方が高いのでは?と思うのですが・・・
2023年の3年後、2026年には隕石が衝突し、世界は荒廃し、人類も滅亡してしまいます。
これを食い止めることが出来なければ、無事乗客たちが現代に戻ることができたとしても、自分たちも周りの大切な人たちもいなくなってしまうのです。
よって、乗客たちは「現代に戻る」に加えて、「2026年の隕石衝突を食い止める」というミッションもクリアしなければいけません。
そのためには、多くの人に「2060年の未来にタイムワープしていた」ということ、「2026年にスペースデブリが原因で隕石が衝突し、人類が滅亡する」ということを信じてもらわなければいけないのです。
小春が赤ちゃんを現代に連れて帰ってきただけでは、ただ「失踪していた女子高生がどこかで赤ちゃんを産んで実家に戻ってきた」というふうにしか見られません。
いくら「未来にタイムワープしていた。」と言ったところで、その話をそのまま信じる人ってなかなかいないと思います。
でも、赤ちゃんと何も血縁関係のない人物が赤ちゃんを連れてきたら・・・?
DNA鑑定等で小春の産んだ赤ちゃんだと分かれば、「赤ちゃんの母親はどうした?」ということになるかと思いますし、「どうして縁もゆかりもない人間が小春の赤ちゃんを抱いているのか?」という疑問に繋がるかと思います。
母親である小春と赤ちゃんを連れている紗枝の共通点といえば、「失踪したつくばエクスプレスの同じ車両に乗っていた」ということのみゆえ、
紗枝の話す「母親である小春やそのほかの乗客たちも未来にいる。」「未来は荒廃しており、その原因はスペースデブリによる隕石衝突」との内容にも多少の説得力が生まれるのでは?と思うのです。
多くの人に未来の出来事を信用してもらうため、 乗客たちは敢えて自分たちの現代への帰還を遅らせ、しっかり者の紗枝に赤ちゃんを託したのでは?
みんなのスマホを預かって、現代に戻って充電してから、撮影した写真やメッセージ動画を見せたり送信したりすれば、もっと説得力が増すね!
「ペンディングトレイン」の結末を考察!小春の赤ちゃんは人類滅亡の救世主!?
「スペースデブリによる隕石衝突」を食い止めるのは、どうやっても個人の力ではできないこととだと思われます。
よって、多くの人に2026年に起こることを知らせ、それを信じてもらわなければなりません。
赤ちゃんの存在は、小春を始め乗客たちの「未来へのタイムワープの証明」であり、たくさんの人に未来の出来事について信じてもらうため、極めて重要な存在。
第1話の冒頭、紗枝が赤ちゃんを抱いて駅のホームを走るシーンにて流れていた以下のナレーションの「愛する君」というのは、やはりこの赤ちゃんのことだと思われます。
愛する君へ
この世界が永遠に続くと思っていた
私たちは毎日に飽きて苛立って
けれどそんな日常は一瞬で消えると知って
途方に暮れた私に勇気をくれたのは…
「日常は一瞬で消える」というのは隕石衝突のことであり、未来で赤ちゃんが生まれてくれたことによって、未来の出来事が証明され、人類の危機が救われた。。。
「ペンディングトレイン」は、そういう結末になるのでは?と、考察します。
まとめ
「ペンディングトレイン」の結末について考察してみました。
予期せず未来にタイムワープしてしまった乗客たちも、最後にはみんな現代に帰ることができるのでは?と思うのですが、そのまま帰ってきてしまっては、未来が荒廃し、人類が滅亡することを食い止めることができません。
そのため、未来で小春が出産した赤ちゃんを連れ、敢えて紗枝だけが先に現代に戻ることで、
乗客たちは未来にいること、2026年にスペースデブリによって隕石が地球に衝突することで人類が滅亡してしまうことを多くの人に信用させ、人類滅亡を回避するのでは?と考えます。
「小春の赤ちゃんが人類滅亡を食い止める救世主となる」そんな結末になることを予想します。
【追記】
「ペンディングトレイン」第7話にて、突如ワームホールが発生し、未来に”ペンディングされていた”乗客たちもいよいよ現代に帰ることができるのでは?という場面が描かれました。
この物語の流れだと、小春の出産を待たずに乗客たちは現代に戻ることが出来そうです。
・・・となると、この第1話冒頭シーンの赤ちゃんは小春の子ではなく、紗枝の子の可能性が・・・!
紗枝の赤ちゃんであれば、この冒頭のシーンは、2023年ではなく、2026年12月9日を描いたものでは?と考察します。
その理由については、こちらの考察記事に詳しく書いています↓
そして、紗枝が振り向いた先には直哉がいるのでは?↓
他にもいろいろ考察しています!↓