「ペンディングトレイン」第10回・最終回の結末を考察していきます。
(こちらの記事にはネタバレが含まれますので、ご注意ください。)
「ペンディングトレイン」のメインビジュアルに「未来は変えられる」という文字が入っており、これは、隕石衝突することを阻止することで「未来を変える」と読み取ることができるのですが、
それとは別に、「主人公の萱島直哉(山田裕貴)の未来を変える」という意味合いもあり、
最終回では、隕石衝突回避と共に、直哉自身が自分自身の未来を変えていくの姿が描かれるのでは?と思うのです。
以下、考察していきます。
目次
「ペンディングトレイン」最終回を考察!メインビジュアル「未来は変えられる」
「ペンディングトレイン」のメインビジュアル画像は2つあり、そのうちの1つは上記の画像。
そこには「未来は変えられる」と書かれてあります。
「ペンディンクトレイン」には、物語の結末を示唆するような画像や文言が最初から予め提示されていることが多いと感じます。
例えば、オープニング映像においても、物語の中に実際このようなシーンはないため、あくまでイメージ画像としてなのでしょうが、
5号車の乗客たちが、どこかしら安堵したような驚きの表情を浮かべている場面からは、きっと最終的には荒廃した未来から現代へと戻ってくることができるとともに、地球滅亡は回避できるのだろうと感じることができますし、
乗客たちの並んでいる位置や肩に置かれた手からは、絆が深まり、関係が強固になることをうかがわせます。
また、この車両に田中弥一(杉本哲太)が乗車していないことも、5号車の乗客たちと一緒に現代に戻ることを選択しなかったこととリンクします。
そして、ドラマの中では一緒に連なって戻ってはきませんでしたが、オープニング映像には6号車も一緒に写っているため、私は6号車の乗客たちは最終回に5号車の乗客たちと同じく2026年に帰還するのでは?と予想しています。
詳しくは、こちらの記事にて考察しています↓
ちなみに、田中についても6号車に乗って帰還するのでは?とも思っています↓
6号車の帰還には、海老原さん(加治将樹)が活躍するのでは?↓
オープニング映像がそうであったように、メインビジュアルに書かれた「未来は変えられる」も、実際に「未来を変えることができた」という結末を表しているものだと思われます。
もう一つのメインビジュアルに書かれた言葉「何があっても会いに行く!」についての考察については、こちらの記事に詳しく書いています。↓
「ペンディングトレイン」最終回を考察!隕石衝突を阻止して未来を変える!!
「未来は変えられる」
ここで言う”未来”として一番に思い浮かぶのは、やはり荒廃した未来の姿。
未来が荒廃する原因となった隕石衝突を阻止することで「未来を変える」ということだと考えられます。
これに関しては、5号車の乗客たちが隕石衝突の事実をいくら訴えても、周りの人は聞く耳を持ってくれないばかりか、5号車の乗客たちのことを変人扱いする・・・
そんな状況ですので、隕石衝突回避は絶望的な状況のように思えますが、
私は、5号車の乗客たちが現代へとタイムワープしてきた時点で地球に重力が加わり、それにより隕石の軌道がズレて地球への隕石衝突は免れているのでは?と考察しています。
(もしかすると、今後、6号車の乗客たちの帰還によってもっと隕石の軌道にずれが生じて衝突を免れる・・・そういう展開になるのでは?とも思っています。)
このことについては、こちらの記事にて詳しく考察しています↓
また、隕石衝突の原因・経緯については、こちらの記事に詳しくまとめています↓
「ペンディングトレイン」最終回を考察!直哉は自分自身の未来を変える!!
また、「未来は変えられる」のもう一つのとらえ方として、「直哉が自分自身の未来を変える」ということも含まれているのでは?とも思うのです。
第10話・最終回の予告動画にて、直哉はこう言っています。
「あいつらと会って、世界変わったんだよ!」
直哉の生い立ち
自分と幼い弟を置いて家を出ていった母親。15歳で家を出て、父親違いの幼い弟を育てながら、直哉は懸命に生きてきました。
母親は帰って来ず、懸命に育ててきた弟は犯罪を犯して少年刑務所へ。
物語における直哉の変化
そんな過去のある直哉は、「愛しい人は戻ってこない」「期待しても裏切られる」(だから)「誰にも何も期待しない」と言っており、
「裏切られるのが怖い」ため、もうこれ以上、自分の心が傷つかないで済むように、当初は「疑わなければ助からない」と、人を信用しない人物でした。
ですが、未来で5号車の乗客たちと一緒に過ごすうち、段々と乗客たちとの絆が生まれ、頑なだった直哉の心にも徐々に変化が表れました。
畑野紗枝(上白石萌歌)の純粋さや優しさに触れたことで直哉の心も解きほぐされ、
第8話では、「これまで誰のことも信用してこなかった。でも今は、ちょっとだけ信んじられるかもって思ってる。」と言い、やっと「会えてよかった」と本心を打ち明けることができました。
また、当初は考え方の異なることで衝突することが多かった白浜優斗(赤楚衛二)とも、いつしか強固な絆が生まれ、
「未来に残る」という直哉に対し、「萱島さんをおいてきたら一生後悔する。俺を信じろ。」という優斗の言葉に「やれるだけやってみるか。」と考えを変化させました。
これは、これまで誰のことも信用してこなかった直哉が優斗のことを「信じた」瞬間。
また、ワームホールに入り、未来から現代へと帰るのに決心がつかない乗客たちに対して、直哉は優斗を指さし、「こいつを信じろ!!」と叫びます。
このような行動から、これまで誰のことも信用してこなかった直哉ですが、優斗のことは心から信用できるようになったということが分かります。
直哉と優斗の絆については、主題歌「TATOO」の歌詞にも!↓
直哉は自分自身の未来を変える!!
「あいつらと会って、世界変わったんだよ!」
この言葉から、優斗や紗枝を始め、5号車の乗客たちと共に過ごしたことで、これまで「期待しても裏切られる」と頑なに人を信用してこなかった直哉の心に大きな変化があったことが分かります。
「期待しても裏切られる」ということを恐れ、人を疑ってばかりいる必要はなく、この世の中には信用できる人もいること、それが分かったことで、直哉自身の未来も変わる・・・
これから人を信用して生きていくようになることで、直哉は自分自身の未来を変えていく。
そんな結末になるのでは?と予想します。
また、サブタイトルの「8時23分、明日 君と」については、紗枝と直哉の未来について表現したものでは?と考察しています。↓
まとめ
「ペンディングトレイン」第10回・最終回の結末を、メインビジュアルの「未来は変えられる」の言葉から考察してみました。
この「未来は変えられる」には、2通りの意味合いがあると思われます。
①隕石衝突を防ぎ、地球が荒廃する未来を変える
②これまで誰のことも信用してこなかった直哉が、優斗や紗枝をはじめ、5号車の乗客たちとの絆が深まったことで人を信用することができるようになり、直哉自身の未来が変わっていく
オープニング画像がそうであったように、メインビジュアルの言葉に関しても結末を示唆するのもであるように思えます。
きっと、ペンディングトレイン最終回は、地球への隕石衝突を阻止し、直哉も人を信用できるようになり、直哉の「世界も変わる」のではないかと思います。
また、紗枝の手が直哉の背中に添えられていることからも、2人は結ばれるのでは?と予想しています。
直哉と紗枝の胸キュンシーンについては、こちらの記事にまとめています↓
ハッピーエンドになるといいですね!
他にもいろいろ考察しています↓